結論から話してはいけない
先日、あーまたやっちゃったなーと反省することがあったので、今日はその話を。
一緒に仕事をしている後輩は独り言が多いタイプで、よく「あ~~」とか「くそ~~」とか言っている。この前も「あー」と独り言を言った後、「これどうしたらいいんですかね?」と話しかけてきた。
どれどれと話を聞くと、とある企画のお題設定で悩んでいるとのことだったので、「このテーマだったらこういう話でいいんじゃない?」と返し、自分の業務に戻った。
数分後。
まだ悩んでそうな後輩のオーラを感じて、ハッとした。
さっき、適当な対応をしなかったか?
自分の結論だけを伝えて、相手が行き詰まるまでにどんなことを考えてきて、どこに引っかかっているのかを確認しなかったんじゃないか?体全体を相手に向けていなかったんじゃないか?自分のタイミングで話を打ち切らなかったか?
やってしまったと思って、急いで「さっきのやつ、ちゃんと時間取ろうか」と声を掛けた。
時間を取って話を聞くと、やっぱりちゃんと考えてきたことがあって、さっきはそれを全然聞き取れていなかったことがわかった。
相手が納得したかどうかを確認せず、結論だけを言って会話を終わらせるみたいなコミュニケーションの仕方をたまにやってしまう。後からあの言い方で自分だったら納得できないだろうなと思って、「ごめん、さっきの件だけど」とフォローを入れることが前にもあった。またやってしまったと思って反省しながらこの記事を書いている。
ちょっとしたエピソードだが、こんな上司ってイヤだよね、と思うような人間に自分が近づいている気がして、ショックだった」。いつかこうやって反省することもできなくなってしまいそうで怖い。
結論から話してはいけないなんてタイトルをつけたけど、本質としては話し方の問題ではなくて、聞き方の問題なんだろう。
一言でいうと、傾聴ってやつ。
いやー、難しいよ。傾聴。でもがんばりたい。
傾聴についてはねねっちが記事を書いてくれるはずなのでそっちに期待しておこう。
(どみの)