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馬花を繰り返して生きていく 83,84

馬花 83

ハミルEN
例の一件が決着し落ち着きを取り戻しつつあった。
ミコルがハミルENを奪おうという意思があるという。
そこでミコルはハミルENのリンダを拐った。
ハミルENからルルサ、バブル、アロヤ及びユメシャの4名はリンダの救出に向かった。

ルルサとミコルの話合いにより体裁上の決着を得て、ミコルはハミルENに手出しをしないという。

なぜミコルはハミルENを奪おうと眼光を鋭くしたか。

一連の事情を齧っているのは、ミコルENに囚われていたリンダだけであった。

2006年にハミルENを立ち上げたのはユメシャとミコルだった。
先般の事情により袂を分けた二人だが、ユメシャの自暴自棄による馬花酒が2人の再会を手繰り寄せた。

2012年の真夏
名古屋は暑かった

新たな生命の始まりが始まった。



馬花を繰り返して生きていく 84

ミコルEN

ミコルはハミルENをやはり我が物にしたかった。
2006年にハミルENを創設したのは自分との自負もあった。
しかし、ハミルENの人間と会い、話し、その想いは静まった。

彼等の存在に愛を感じた

手出しはしないことを誓った。

ハミルENの気の強そうな女ルルサと気が合いそうな気がした

ただ、ハミルENを奪い返そうとした本質の理由
彼女にとってそれだけは譲れない

想いがある

H Sisters
姉のユーリ
あの時生んだ娘

情けをかけた
子を生んだ時に
ユメシャ
あのひとりぼっちの男に
娘を譲ってしまった
情けをかけてしまった

私は・
馬花な女だった

ユーリは4年生になっていた
10年、我慢した

ハミルENを奪いたかったのではなく
我が娘を奪還する

・・・・

ユーリには妹がいる

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