ドラマ 真夏のメリークリスマス 6話 エンジ・エイト・ハミル
ハミル「2人は付き合ってるんだっけ」
エンジ「えっ」
エイト「ハミル,俺たちは兄弟だぞ」
ハミル「えっ,そうなのか」
エンジ「私が妹」
エイト「俺が兄だ」
ハミル「でも,愛しあってるって言ってたじゃないか!」
エンジ「知らなかったから!」
エイト「最近わかったんだ」
ハミル「兄弟ってわかったら,やめちゃうのか?」
エンジ「それはそうでしょ」
エイト「仕方ないだろ」
ハミル「もう好きじゃないのか?」
エンジ「・・・」
エイト「仕方ないだろ」
ハミル「好きなんだろ」
エンジ「どうしろって言うのよ!」
エイト「兄弟で恋愛はできないだろ」
ハミル「誰が決めたんだ!」
エンジ「知らないわよ!」
エイト「ハミル,俺はエンジを一生守っていくと決めたんだ。兄としてな」
エンジ「お兄ちゃん・・・」
ハミル「・・・」
エイト「恋愛はしづらいが,悪いことだけじゃないから」
エンジ「私たちは親がいないでしょ,唯一の肉親ができたの」
ハミル「そうか,家族のことに口を挟んですまない」
エイト「いや,いいんだ」
エンジ「・・・」
エンジ「やっぱり好き」
エイト・ハミル「えっ」
エンジ「でも,やっぱりお兄ちゃんが好きなの!」
エイト・ハミル「・・・」
エンジ「一度好きになった感情を,すぐに諦めろなんて難しすぎるよ!」
エイト「お前は幸せにならなきゃいけないんだ!,優しい旦那さんと子供を持って暮らすべきなんだ,お前にはそれができるから」
エンジ「お兄ちゃんは」
エイト「俺のドブみたいな人生はいいんだ,エンジは違うだろ,お前は立派で美しい女性になった。幸せになる資格があるんだ」
エンジ「幸せにしてよ!」
エイト「俺じゃできないだろ!」
ハミル「できる」
エンジ・エイト「ハミル・・・」
ハミル「できるんだ」
エンジ・エイト「どういうこと」
ハミル「世の中が変わればできる。
認められない婚姻・・・あるだろ,そういうケースが。
はっきり言って結婚にこだわることなんか,,,ないんだ。あゝ,結婚は結婚であればいい。それはそれで良さがあるだろ。でも..別の家族があればいいんだ。婚姻はしないけど,みんなで生活を協力し合うんだ。他人が集まる。赤ちゃんから老人まで,あらゆる年代が集まる。それをENと呼ぶ。
[円・縁・園]
施設ではなく,スタッフや職員はいない。あゝ,オーナーはいるがな。スタッフがいないから低価格だ。入EN条件は親がいないこと,独身であることの2つだけだ。赤ん坊,子供,大人,高齢者,老人。親のいない赤ん坊や子供たちには大人たちが親になればいい,老人たちが祖父,祖母になればいい。
身寄りのない老人には孫の存在をプレゼントだ。
婚姻にとらわれず,豊かに生活をおくれる環境を整える。
最期の時に1人にならないように・・・」
エンジ・エイト「な,なんてこと・・・」
「チャース!」
「チュース」
エンジ・エイト・ハミル「マンバ!!ガルオ!!」
TO BE CONTINUED