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なしなし銭湯のススメ。サウナなし水風呂のなしの銭湯にむしろイキタイ。【荒川区 千代の湯】


「なしなし銭湯」って言葉を聞いたことがあるだろうか。

わたしがこの言葉を知ったのはちょうど2ヶ月前。

荒川区の「千代の湯」さんへ訪れたのがきっかけ。

千代の湯の店長・ハセガワさんとお話しをする中で(偶然にも同じ名前!)

「うちは、なしなし銭湯なんで」と言われた。

なしなし?ん?ってなってた私の顔をみて「あ、サウナなし、水風呂なしの銭湯のことです」と説明してくださった。

そんな話を聞いたあと、わたしは千代の湯でなしなし銭湯の魅力に取り憑かれてしまった。

なしなし銭湯の魅力(というか、千代の湯の魅力)

表に置いてある千代の湯の看板。手書きなのが愛おしい

千代の湯は湯船が3つ。
バイブラの効いた大きな湯船と、ジェットバス。

 

そして、名物の「トゴールの湯」

このトゴールがね、またね、いいんですわ…
お湯がなめらかで優しく、かつ、ちょっとぬるめ。

大きなバイブラ湯船は少々熱めの温度なので、
あつめのバイブラ⇆ぬるめのトゴール
で永遠ループできてしまう。


それと、もうふたつ。


トゴールの湯船には「水枕」があって、本当にこれが気持ちいい!

肩から下はあたたかい、首元は冷たい…で無限にいられてしまう。もう離れられない。



そして、極めつけは浴室にポツンとおかれた休憩用のイス。


あつめのバイブラ⇆ぬるめのトゴールを繰り返したら、その椅子の座ってボーーっと脱力。


この時間が本当にたまらなく心地いい。

またこの心地よさを味わいたくて、気がついたらまたあつめのバイブラに浸かっている。

これぞまさに無限ループ


そもそも、サウナなし・水風呂なしで浴室に休憩用の椅子を置いてある銭湯が少ない。


だからこそ新しい特別な感覚に陥ったのかもしれないが、「なしなし銭湯、最高じゃないか!」と心の中で叫んでいた。

気持ちよくなりすぎて、いつも以上にダラダラ服と着替えた記憶がある。


荒川区「千代の湯」はこれまで私が訪れたなしなし銭湯の中でもダントツで長居してしまった銭湯だった。

それほど居心地が良くて、お風呂が最高に気持ちよかったのだ。


千代の湯の魅力はこれだけじゃない。

脱衣所には、あらゆる銭湯グッズやお菓子、おつまみ、飲み物…
ちょっとしたギャラリーまで展開している。

だから、湯上り後も脱衣所をウロウロしてしまってまた長居してしまうのだ。笑


サウナが好きだと、銭湯を選ぶ基準として
・水風呂はあるか
・サウナはあるか

にとらわれすぎてしまうところがある。


でも、千代の湯に出会ったことで「なしなし銭湯」の魅力にすっかり取り憑かれてしまった。

個人的な感想だけど、なしなし銭湯の方がサウナがある銭湯に比べて、本当の意味でゆったり過ごせる気がする。(混雑もだし、人の動きなどもやっぱり影響するのかも)


なんというか、思わず深呼吸したくなる感じ。


サウナがあろうが、水風呂がなかろうが、それぞれ銭湯には違った個性が詰まっている。


頭の中ではわかっていたつもりだったけど、千代の湯でそのことに改めて気付かされたのだ。


うーん、なしなし銭湯、というか、千代の湯、、最高!


ちなみに、千代の湯に行くなら明るい昼間の時間がおすすめ。

窓からやわらかい光が浴室内に入ってきて、お湯はキラキラ、タイル絵もキラキラとしていて、最高な時間を過ごせる。



今日はここまで。

それでは皆さん、よい銭湯・サウナ週末を。


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