noteのプロたちから学んだ活用法を「金言」とともに振り返ってみた
「noteが仕事になった」と言えるようになりたいなぁという、多少なりのミーハー心ではじめたわたしのnote。
ちょっとずつ書きためたことで「note読みました」と実際お仕事につながったこともあった。嬉しい反面「これからnoteをもっともっと自分色にしていくためにはどうしたらいいのだろう」と考えることも増えた。
でも何から手をつけていいかわからないし、どんなことを意識すればnoteをもっと活用できるのかわからない。
そこで見つけたのが【『書く』仕事をする人のnote活用法】というまさに私のためにあるようなセミナー。(しかも参加無料)
セミナー参加後、さっそく自分のnoteに「学んだこと」をまとめてみたのだけど、途中までの更新になっていたので今回改めてアーカイブ配信を見直しみた。そして、気がついた。
このセミナーは"金言"が大渋滞しているってことに!!!
登壇者のいしかわゆき(ゆぴさん)さん、みずのけいすけさんのお話は自分自身の経験を交えられていてとても勉強になったし、何回聞き直してもメモが止まらない。笑
そしてくり返し聞いている内に「あ〜〜もう一回ちゃんとnoteにまとめ直したいな〜〜〜!」という感情がふつふつと湧き上がってきたので、心に刺さったおふたりの「金言」をもとに、セミナーでどういった話がされていたのか、改めてまとめようと思います!
「シェアしたくなる気持ちがとても大切」
「自分流noteの使い方」について話すゆきさんの金言。
ゆきさんのnoteは大まかに4つにカテゴライズされていて、この4つが「自分の発信の軸となっている」「発信する上で大切にしていること」とのこと。
特に印象的だったのが「シェアしたくなる気持ちが大切」という発言。
カテゴライズの中の(※)にあるように、日記やエッセイも、誰かが読んだときに「わかる!私もそう思ってた!」を意識。学びや知見について書くことも「これすごく学びになったな〜」を意識。
わたし自身、ゆきさんのnoteはいつも読ませてもらっているし、何度も励まされてきた。でもそれってゆきさんがナチュラルにやっていることでなくて、それはゆきさんのやさしさであり、親切心だったんだと気づく。
「noteは"徳"が積みやすい場所」
今は無名だけどこれから何かしていきたいし、「書く」ことを続けていきたいという私にとってかなり刺さったのが「noteは"徳"を積みやすい場所」というみずのさんの金言。
「徳」とはどういうことかと言うと、
つまり、「あなたの記事とても役に立った!」「いい気持ちになれた!」と思ってもらえること。
こうした"徳”をnoteは積みやすいし、しかもこれって有名だろうが、無名だろうが誰にでもできる。
noteはその人が有名だろうが、無名だろうが、フォロワーが何人いようが読まれる時は読まれるから。noteはそういうSNSだからこそ徳を積みやすい。
これはとても勉強になったし、すぐに意識できることだと思った。メモメモ
「タイトルで読まれ方が変わる」
初見の人が見てもピンとくるタイトルになっているか。
これはみずのさんの金言で、過去に書いた記事もタイトルや冒頭を直すだけで時間が経ったあとでも読まれたりするとのこと。
(これを聞いた上で自分のnote見直したら「ウッ」ってなった……)
タイトルを作る上で意識するポイントは、
タイトルの話からみずのさんが紹介してくれた、牧村さんのnote。
タイトルから、何が書いてあるか分かりやすい&冒頭の共感力が素晴らしい&構成が秀逸とのこと。実際に読んだけどとても面白かった!
「マガジンはnoteのプレイリスト」
みずのさんのこの金言には、「その発想はなかった!」と目からウロコ状態。というのも、わたしはこれまでnote=自分の気持ちを書き綴る場所ばかり思っていたから。
マガジンというのは、
テーマによって分けて記事を記録しておける機能の一つ。
(ゆきさんがマガジンのことを「1冊の本を作るイメージ」的なことも言っていてさすがの視点だった)
「マガジンはnoteのプレイリスト」っていうのは、誰かが書いた記事まとめるだけのマガジンをつくるのもありだよねってこと。それこそ好きな音楽をまとめて自分セレクトのプレイリストを作る的な。
noteはいいねができたり、フォローし合えるのが魅力で、コミュニケーションツールとしても活用しようと。
テーマにあったnoteをまとめるだけでも重宝されるし、それこそ「徳を積むことだよね」と。
noteは書く・読むだけのSNSでなく、つながる・つなげるというプラットフォームでもあると。noteはいろんな使い方があるなと、この話を聞いてまたnoteが好きになった。
「コンテンツを踏み台にしていく」
「どうやってnoteに書くネタを探していくか?」というテーマでのゆきさんの金言。
0→1を生み出すのは大変だけど、映画・漫画・ドラマ……本当になんでもいいけど、すでに「1」あるものを膨らませていくのも「ネタ」にできるよねという話。
「解像度をあげていく」
「コンテンツを踏み台にしていく」話の中で「みんなインプットのハードルが高すぎる」とゆきさんがおっしゃっていたのも印象的だった。
ゆきさんは友達との会話の中にもたくさんネタがあると。
例えば、
ゆきさんが書いた、このnoteもご友人とも会話の中で生まれたものらしい。
友人のとある行動が今までの自分にはない面白い視点だったことから「おもしろいな」と思い、その場で「メモさせて!」とメモを残して1本のnoteに仕上げたそう。
ここで大切なのは、友人の話をそのまま書くのではなく自分と絡めて書くこと。「友人の話はこうで〜そこで自分が思ったことはこうだ」と書くことで自分の話として1本noteが書ける。
日常から解像度を上げてメモするクセをつけていくとネタをキャッチできるのが上手くなる。
「Twitterを予選会場にする」
「日常からネタを探す」というゆきさんの話を受けて、みずのさんから出た金言。
noteに何を書こうかなと思った時、自分の過去のTweetを読み直して比較的「いいね」がもらえた話題をネタにして、さらに深掘りした内容をnoteに書いていくというもの。
Twitterを予選会場にすることで、周りの反応を知ることもできるし、日頃からTwitterをネタを溜める場所として活用するのもいいと。
「noteは長めのTwitter」というゆぴさんの金言もこの場面で生まれてました。Twitterをnoteに貼り付けて、Twitterの内容をまとめる場所にnoteを活用するというものおすすめみたい。
noteに仕事依頼を書くことで「(自分の)駐車場に空車があることを伝える」
仕事依頼の記事を書く→記事の冒頭でもSNSでも「現状仕事を受けられる状態なのか」を残しておくといいという、みずのさんからの金言アドバイス。
これは本当に絶対にやろうと思っていることのひとつ。(ずっとリマインダーに入っている)
noteには記事を「仕事依頼として表示」として設定することができる。
をまとめて1本のnoteにしておくことで、noteが記事を書く場所だけでなく、自分自身のWebサイトのように活用できるという話。
みずのさんからご自身の仕事依頼についてまとめたnoteもシェアしてもらったので、貼り付けておく。
記事の冒頭で「今月は〜〜本くらい新規をお仕事受けられますよ」と自分のキャパに「空」があるのか「満」なのかを書いておくといい。(駐車場の空・満のように)
こうしておくことで「忙しいかもしれないから声をかけるのは控えよう」というチャンスを逃さなくて済む。「タイトルに【〇〇日更新】みたいな最終更新日を入れておくのもおすすめ」とのこと!(ゆぴさんより)
「(初心表明を書くことで)読み手にその人の表情が伝わる」
というような「初心表明」をnotenに残しておくのがおすすめという話。これも絶対に書いておこうと思った!
そしてなぜ初心表明を書くことが大切なのかというと、「この著者はこういう意図でnote書いているんだ」ということが記されていると、読み手に作者の意図や表情が伝わるから。
「わたしがnoteをはじめた理由」というような初心表明は、noteを書いている人全員に関係のある話題でもあるので、いつもとは違ったターゲットに読まれることが増えるのもメリットみたい。
「noteの最後は一筋の光を入れておく」
「noteでどこまでネガテイブを吐き出すか?」「重くなりすぎないコツは?」という質問に対するゆきさんの答え。
読後感ってとても大切だからこそ、ネガティブなことを書いたとしても、最後の文末には「まじしんどいからもう寝ちゃいます」「うわーん誰か慰めてくれ〜〜笑」みたいな感じで、カラッと終わることを意識しているとか。
カラッと終わることを=最後は一筋の光を入れておくと表現していてすごいなと思った。ゆきさんは終わり方には時間をかけているそうで、
この3点を意識しているらしい。真似しよ!
編集後記:4000文字のイベントレポートを書いてみて
イベントを見て、聞いて、こうやってnoteを書くのは実ははじめてのこと。書き出してみると思ったよりも自分が理解できていない部分があったり、わかっていた気になっていたけどいざ書いてみるとまとめられなかったり。
どんな内容でも「書く」ということは、自分の中にある言葉を紡いでいくしかない、とても地味で孤独なことだと改めて感じた。
セミナー後にすぐ書き始めたnoteは、とにかく心に留まったことをザーッと書いていってみたけど、また新しく書くのに同じ構成じゃ面白くないかなと思って、「金言」をもとにどんな話が行われたのか、まとめていくというスタイルにしてみた。
きっと今回のセミナーに参加した方の中には「ふたりいいことたくさん言ってたな〜〜」と思った方が多かったと思うのだけど、やっぱり時間が経つと印象的だった言葉も忘れていってしまうもので。よかったらこのnoteを読み直して「そうそう、こんなこと言ってた!」「ここ印象的だった!」と記憶スイッチ的に活用してもらえたらうれしく思う。
わたしもまた自分のnote読み返そっと。