CopilotとChatGPT、Bard:文を整えるAIツールの出力文の違いの考察とおすすめ
「はみだしチャンネル」Ogawaです。この番組は「声がきける あなたのヘルプデスク」をコンセプトに、つらい出来事を乗り越えた経験を活かして、あなたの心と体に優しい情報をお届けします。
standfmでの音声配信と、noteでのテキスト記事を通じて、日々の生活に役立つ知識やヒントをシェアしていきます。
今日のテーマは「文を整えるのに適したAIツールに関しての考察」です。それでは、本日も有意義な時間を一緒に過ごしましょう。
ポッドキャストの音声ファイルを文字起こししたテキストを、さまざまなAIによって改善してもらいました
まず、私はWhisperというAIを使って、standfmのポッドキャスト用の音声ファイルを録音し、テキスト化しました。
そのテキストを、Microsoft CopilotやChatGPT、GoogleBardというAIに、それぞれ同じ指示文を出して、文章を整えてもらいました。指示文は、文を整えるプロンプトと呼ばれるもので、AIに分かりやすい文章に改善をしてもらうためのものです。私が使ったプロンプトの例は、noteの記事に載せてあります。
実験に使った音声ファイルは、standfmで49回目と50回目に話したものです。49回目は4分48秒、50回目は12分50秒の音声ファイルで、Whisper(LargeV3)で文字起こしをしました。
このうち、12分50秒の音声ファイルを文字起こししたテキストが、AIごとの特性の差が分かりやすく出たので、noteの記事にはその実例を載せてあります。
実験の結果は、AIごとに大きく異なりました
実験の結果は、以下のようになりました。
Microsoft Copilotは、テキスト化されたファイルの内容をより忠実に保持することが多く、出力文は入力文の66.7%、2321文字でした。
ChatGPTは、文章を簡潔に要約し、内容は分かりやすくなるものの、テキストの分量が減少する傾向がありました。ChatGPT3.5は、出力文が入力文の27.1%、928文字でした。ChatGPT4は、有料プランになっていて、出力文が入力文の20%、668文字でした。ChatGPT4は、3.5よりもさらに圧縮されるという結果になりました。
GoogleBardは、ChatGPTよりもさらに文字を要約して圧縮する比率が高く、すごく圧縮する印象でした。しかし、文章の構造化にマークダウン記述を使っていたので、その部分で文字数をだいぶ使っていました。GoogleBirdは、出力文が入力文の52.1%、1786文字でしたが、実際に入力文を参照して使っている比率はかなり低いという状況でした。印象としては、ChatGPTの文字数の10%とかそれぐらいのイメージでした。
この現象について、ChatGPTやMicrosoft Copilotに聞いてみたりもしました。AIから返ってきた技術的な推論もありましたが、AIの回答自体が正しい正しくないというのはあるので、あまり深くは解説しません。ただ、AIさんのそういう傾向があるというのを、なんとなくは認めるような回答を得ました。
結論としては、Microsoft Copilotを使うのをおすすめします
結論としては、私の使い方に近い方、つまり、音声ファイルから文字を起こして、それをコンテンツリサイクルしたいという方には、Microsoft Copilotを使うのをおすすめします。Microsoft Copilotは、無料で使える上に、機能が高いと思います。ChatGPTも有名ですが、有料プランと無料プランの機能差が激しいです。GoogleBardは、文章の構造化には優れていますが、文字を要約しすぎる傾向があります。
以上が、今日のメインテーマでした。文を整えるのに適したAIツールに関して、実際に出力してみた結果の差を見ながら、深く考察してみました。
今回のエピソードはいかがでしたか?内容がお役に立てたら、「スキ」やコメントをいただけると嬉しいです。
音声版はstandfmで配信中です。記事の最後にリンクを貼っておきますので、ぜひ私の声で内容をお楽しみください。
次回も、心に響く話題をお届けしますので、お楽しみに!
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