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Hamicの危機管理教育 -ゲーム形式の危機管理教材の企画・制作-

こどもたちの未来を創り、家族が安心して笑顔に暮らせる社会の実現を目指す、Hamic(ハミック)です!

前回の記事では、ハードウェアブランドのHamicが、危機管理教育に取り組む理由についてお話させていただきました。

今回は、具体的にどのようなことを実施しているのかをご紹介してみたいと思います!


教材制作を決めるまでの背景

私たちが、子どもの安全を守るためには、危機管理リテラシーの向上が重要だと考えていることは、前回の記事の通りです。

防犯をはじめとした危機管理の専門家であるチームメンバー河合は、小学校で講演を行うなど、これまでも危機管理教育には力を入れてきました。

小学校にて講演中の河合

河合の講演を聞いた子ども達は、「危機管理について考えるきっかけになった」「知らないことを知れて勉強になった」という感想を伝えてくれました。

それだけでも十分嬉しいことですが、河合としては「教わるのではなく、楽しみがら自然と身に付くような仕掛けを作りたい」と考えていました。

そこでHamicではチームで話し合い、防災や防犯をはじめとする危機管理をテーマにしたボードゲームを開発することに!

いきなり複雑なゲームを制作するのは難しいので、まずは第一ステップとして、学校などでワークショップとして使用いただけるような、ゲーム形式の教材を制作することになりました。

ゲーム形式の危機管理教材 「いきのこれ!究極の選択」

今回制作したのが、パネルゲーム「いきのこれ!究極の選択」です。

パネルゲーム表紙
お題
選択肢

「学校にいる時に地震が発生したらどこに避難するか?」というお題に対し、選択肢は2つ。

  1. 家族と約束していた集合場所の公園

  2. 先生の指示に従って、校庭

皆さんはどちらだと思われますか?

答えは、どちらにもなり得る。つまり、どちらも正解です。

例えば、学校が全壊してしまい負傷者も多数出て、校内がパニックになっている場合だったら?

余震が続く可能性があり、移動するのが危険そうだったら?

危機管理には正解がなく、その時々の状況によって、最適な行動を、その都度自分で判断する必要があります。

それを表現しゲーム教材化したのが、「いきのこれ!究極の選択」です。

出題されるお題に対して、2つの選択肢から正しいと思う方を選び、なぜその選択肢を選んだのか理由を説明します。

その説明を聞いた人が一番説得力のあった人を選ぶということでゲーム性を持たせています。

9月1日にはプロトタイプ版体験イベントを実施

関東大震災から100年を迎える2023年9月1日には、「いきのこれ!究極の選択」のプロトタイプ版体験会を実施しました。

子ども達に問いかける河合
自分たちの考えを述べる子ども達
パネルゲームをやってみての感想や、学びをアウトプット
まとめたことを発表

本教材は、今後も子どもたちからのフィードバックをもとにブラッシュアップを行い、子どもたちが自ら手に取りたくなるような教材の完成を目指します。

さいごに

この度の能登半島地震にて被害に遭われたみなさま及びご家族のみなさまに、心よりお見舞い申し上げます。

一日も早い復興を願うとともに、Hamicとしてできることを模索し、行動してまいります。

Hamic MIELS
https://hamic.ai/pages/hamic-miels

記事に関するお問い合わせ・取材のご依頼
Hamic事業部 髙橋
hamic_promo@hamee.co.jp


教材企画制作及びイベント概要について
プレスリリース「次世代キッズスマホを手がけるHamicが、ゲーム形式の防災・防犯教材を企画・制作。体験イベントを「防災の日」に開催」

Hamicチーム 危機管理専門家
防犯ジャーナリスト 河合成樹

防犯ジャーナリストとして、デジタルとリアル両方を抑えられるハイブリッドセキュリティを提唱し、教育機関での講演や各種メディアで女性や子供の見守りについて発信中。主な出演は『ホンマでっか!?TV』『ビートたけしのTVタックル』など。