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14時間はかかるけど、ちょっと焼いて煮るだけで、簡単にできちゃう大人の本格ビーフシチューの作り方

メリークリスマス!

ということでクリスマスイブディナーにタンシチューを作りました。

14時間かかる料理って全然簡単じゃない?いやいやいやこれは時間のマジックです。実質の作業時間は30分以内です。
12時間は放置時間
1時間はオーブン焼き時間 残りが切ったり盛ったりの時間です。

作業としては
・素材を切る
・ちょっと焼く
・煮る
・漉す
・かき混ぜる
だけです

分量適当でもなんとかなります。
そして大人な味わいにするための唯一のコツは苦みです。

人はなぜコーヒーを好んで飲むのか

子供の頃はあんな真っ黒で苦いもの、なぜ大人は好んで飲むのか、きっと大人は我慢して飲んでるに違いない!と思っていませんでした?

中学の時友人が編み出したコーヒーはインスタントコーヒーにコーヒークリープを瓶3分の1、砂糖大盛りをぶち込んだ、ネスカフェに謝ってというコーヒーの味も香りも無くしたブラウンな飲み物でした。

高価だったクリープを惜しみなく使うその飲み物に、こいつ大人やと思ったものです。

高校生になる頃は、母が飲んでたブラックコーヒーのマネをして苦みを我慢しつつ飲んでいました。ノダさん大人ーーと同級生から賛美の目を向けられ、調子に乗って飲み続けたら、いつしか本当にコーヒーの苦みを愛するようになっていたという…

つまり大人の味とは苦みなのである

では、大人の本格的なビーフシチューとは?
この大人の味である苦みをシチューにほんのり足すのがポイントなのです

用意するもの

道具

保温鍋
ストウブなどのオーブンに入れてもよい鉄鍋
この2種類の鍋。保温鍋は炊飯器で代用可
オーブン

材料

①煮込んでも崩れない肉の塊!今回はコストコ牛タン
②一回目の煮込み段階でスープとなるクズ野菜
③ローリエ(実家の庭に生えていたのを送ってもらった)
④シチューに入れて食べる用の野菜(にんじん、ジャガイモ)
⑤ハインツデミグラスソース
⑥コンソメ

バター、水、赤ワイン、砂糖、ソース、ケチャップ、塩、こしょう

作り方 

肉を柔らかくして、スープを作る

①肉を大きく切る
 大きく切った方が食べ応えも煮込みがいもあります

コストコで買った牛タン780グラム4600円くらい。肉には思い切って予算を充てる


②フライパンにバターを溶かして高温で肉の表面に焼き色を付ける。
 肉を取り出したら、フライパンに赤ワイン100~200ccを流して肉汁を保温鍋に入れる

焼いただけでも美味しそう……


③クズ野菜(タマネギ、セロリ、にんじん)と肉とローリエを入れて
これらが隠れるくらい水を保温鍋に入れて沸騰させる

にんじんの皮、面取りしたジャガイモの端を入れてもOK



④保温する(4時間)
 1時間おきくらい。再沸騰させる
⑥肉が柔らかくなったら一端取り出してラップをかけておく
⑦野菜からエキスを取り出すために一晩保温鍋で放置ーー

ここまでが大体12時間 切って焼いて煮ただけです

シチューにする

⑧ ⑦を網でこして鉄鍋に取り出す。にんじん、タマネギは潰して鉄鍋に再投入。セロリとローリエは除きました
⑨ ハインツのデミグラスソースを混ぜる。水分調整はここで行う
⑩ コクが足りないなぁと思ったら砂糖を大さじ1杯くらい入れる。ハチミツでも良し、ケチャップ、ソースを追加しながら好みの味に仕上げながら沸騰する。
⑪  220度に温めておいたオーブンに入れる(鍋の蓋はしない)


⑫ シチューの表面が焦げてきたらかき混ぜる。15分くらい毎に繰り返し、鍋の二分の一くらいの高さになるまで水分を飛ばす。

 ※この間に食べる用のにんじんやジャガイモを茹でておく
  シチューと一緒に煮る場合は完成20分前にオーブン内の鍋に入れる。

マッシュポテト用のジャガイモも切っておく


⑬ わたしは1時間くらい混ぜます
  いい感じになったら取り出して、⑥の肉を投入

⑭ 肉が温まったら完成!


オーブン焦げ焼きが味の秘訣です

手順⑫で焦げをシチューに混ぜるのがほんのり苦みの秘訣です。適当に混ぜ込んでいけば、レストランのように濃厚なデミグラスソースが完成します。
とろみが足りなければ水で溶いた小麦粉(大さじ4)を混ぜます。

クリスマスディナーの完成ーーー

余ったシチューはZIPロックで冷凍すれば、ハンバーグ、オムライスのソースに手軽にアレンジが出来ます。

保温鍋さえあれば、放置で簡単に出来ますよーーー
特別な日の手作りディナーによかったら是非!


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