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国の重要文化財に泊まる☆東京ステーションホテル
コロナで国内旅行も憚れた頃、ならばあえて県をまたがずに旅行気分を!と都内を観光していました。
基本に戻って浅草に行ったり、スカイツリー登ってみたり。
確か神奈川への行き来は駄目じゃ無さそうだから、公共機関を使わず車でそっと行ってました。
東京ステーションホテルは、東京駅に泊まれるという物珍しさで一度だけ宿泊したことがありました。当時のことは殆ど覚えていないのですが、古くて、薄暗くて、何かが出そう…な印象だけが残っています。
内装に比べて、料金が高いと不満に思ったような。
歴史的なものを古くさいって感じていた自分の感性が若かった頃の話です。
2012年の改装後は私自身が上京したこともあって、宿泊する機会を失ってしまいました。だから印象の上書きをすることができず。
2020年の頃は、宿泊代高騰、満室の今と違って、どこのホテルも閑古鳥が鳴いていました。
都民割りが効くリーズナブルなプランが出ていたので、印象払拭のチャンスかもと泊ってみることに。
東京ステーションホテルは、東京駅丸の内駅舎内に作られたホテルです。
設計者は明治から大正にかけて活躍した建築家 辰野金吾氏。
十何年ぶりかに泊まってみたら国宝重要文化財を『古くさい』と切って捨てたあの頃と違って、100年前から変わらない煉瓦造りの外観にレトロで素敵!と見蕩れるようになってました。
年を取るっていいことだな。経験値が加わって物事を美しく見ることができるから。
東京駅を訪れる機会は年に何回も無いけれど、毎回毎回飽きずにこの丸の内駅舎の写真を撮っています。
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改装前は同人即売会イベント後、食事した後にチェックインしたから、薄暗いなか、他の客の迷惑にならないように息を潜めて静かに歩いて部屋に入ったような。
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今はこんなに明るくて、爽やか!
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写真を見て知りましたが、喫煙部屋だったようです。
テーブルの上に灰皿がありますね。
室内の煙草の臭いは特に気にならなかったです。
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机と椅子の高さ、デスクライトの位置が全て合っているので
書き物がしやすい机でした。
ホテルって見栄え重視で
高さが合ってない事が多いような気がする。
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必見はアメニティ
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お高めのホテルのアメニティは良い香りのアメニティを用意しています。
東京ステーションホテルのアメニティはかなり特徴的な香りで驚きました。
外国のホテルに泊まったような、エレガンティな香りです。
フランスの香水メーカー Histoires de Parfums とコラボして特別に作ったそうです。
香りの名前は『Est. 1915』
『歴史』をイメージして作られたそれは、目を閉じると煉瓦の駅舎を思い出せるような、男性的な香りです。
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何度も通ってきましたが初めて上を見たかも。
こんな素敵なレリーフが飾られていたのですね。
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手に入りにくい国産ウィスキーがあるかもって期待してたのにな
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この頃は近隣に夜営業している店はほとんどなく、ホテルラウンジも閉店時間は早かったのです。
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竹鶴全然見かけませんよね。
THE ATRIUM アトリウムで朝食ビュッフェ
この頃、飲食店は感染対策模索中でしたね。なかでもダントツにアトリウムが素晴らしかった想い出が。
ビュッフェは全ての料理が、取りやすいように小鉢に繊細に盛り付けられ、一つ一つ丁寧にラップやクリアケースに入っていたのです。
美しかった。
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『持ち帰り可能』とあったのですが、
念のためホテルスタッフに確認したら出来ないとのこと。
今はまた変わっているかもだから、気になる方はフロントで確認してね。
一階のホテルグッズを販売している『丹波屋』で購入した『文豪セット』
お部屋にあったボールペンとミニ原稿用紙がセットになって販売されていたので記念に購入。
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3年前を思い出しながら記事にしてみました。
朝ご飯は本当に美味しかった。
若かった頃の、ブラックな印象は全て上書きされました。
また泊ってみたいホテルリストにインです。