加恵

三味線で弾き唄い。

加恵

三味線で弾き唄い。

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かなり時間が開いてしまいました。

前回は、発声について無策だった時期のことを書きました。 そんな中でも、歌う際に気をつけていたことがあります。 なるべく大きな声で歌うこと 正確な音程で歌うことの2つです。 これも簡単なことではないのですが、箏や三味線で必ず歌の音程を鳴らして、同じ音程で歌うように気をつけていました。 本番では、緊張のあまり声が上ずって音痴になることもしばしばありました… でも、あくまで正確な音程をとろうと心がけていました。 だんだん正確なピッチで音を取れるようになってきたので、日頃の積み

    • 発声について無策だった時期

      実は、10数年は発声について何もできないまま時が過ぎました。 この時期は、弾き唄いの音程をとること、手付と歌のタイミングの違い・音程の違いを克服すること、のみお稽古してきました。  やり方としては、歌が入るタイミングが視覚的にわかるように楽譜に書き込んだり、手付と歌のタイミングのずらし方をひたすら繰り返していました。  大きな声では歌えなかったものの、弾き唄いで躓きやすいところを克服できたと思います。 ただ、発声方法については、無策だったため、そこは改善されないまま時だ

      • 弾き唄い〜紆余曲折

         邦楽のお稽古をはじめて21年になりました。 山田流箏曲(箏・三絃)に始まり、現在は端唄俗曲、民謡、小唄などをお稽古しています。 ずっと弾き唄いの曲を習ってきたのですが、大きな声を出すことができず悩み、紆余曲折を経て今に至ります。 声が会場に届くように歌えるようになるまで、20年かかりました。 先日今の師匠から「加恵さんは唄についてどういうことに気をつけてお稽古してきたのでしょうか?」と訊ねられました。 一言で説明するのは難しいなと思ったのですが、この私の紆余曲折もどなた