アーレンシンドロームとは(視知覚障害)
アーレンシンドロームは
アーレンシンドロームとは、先天性の光の過敏症であり発達障害のひとつと言われています。
まだ正確に解明されている症状ではなく、まだまだ謎が多い症状のひとつです。
日本では検査が行えるのは筑波大学 心理・発達教育相談室のみになります。
いつから発症したのか
僕が気付いたのは小学校の頃で、特に蛍光灯が苦手で、眩しくて見えずいことはもちろん、徐々に頭がぼーっとする症状で悩まされていました。
親に相談をし、脳のMRIを撮り、眼科で検査をしても異常はなく、医者からはよく、「気のせいだ」と言われていました。
大人になってからも症状が改善されることはなく、PC作業をおこなうようになってから誤字脱字で注意されることが多くなり心身ともに疲れ果ててしまいました。
そこで当初の自宅近くにあったハルこころクリニック京成高砂医院で検査をしたところ、"ADHDの注意欠陥障害"と診断されました。
しかし、そこで先生からもうひとつ当てはまる症状があると言われました。
それが、"アーレンシンドローム"でした。
"アーレンシンドローム"は”ADHA”と同じ検査結果が出ることが多いとのことで、一度専門機関で調べてみた方が良いと紹介を受け、筑波大学で検査を受けることになりました。
そこで数か月の検査の結果、
”アーレンシンドローム”であることが発覚しました。
僕の症状
僕は他の方よりも目の色素が薄いです。
以下、僕自身の症状の一例になります。
蛍光灯、LEDなど白色灯が眩しく感じる(薄暗い方が良い)
太陽がとても眩しく感じる
車のヘッドライトがとても眩しく感じる
トンネルから出た際に光がとても眩しく感じる
PC作業が苦手
誤字脱字が多い
誤読が多い
白い紙が眩しく感じる
字を書くことが苦手(文字が不均一)
本を飛んでいると読む場所を見失う
昼間が眩しくて苦手
明るいところは目がとても疲れる
明るい下だと"目"というより"頭の中"がぼーっとする
青系がとても綺麗に見えるetc…
特に苦手な場所が、教室、ドラッグストア、コンビニなど、白色灯が使用されている場所にいると眩しすぎて倒れそうになるくらいです。
日本ではまだ認知されていない
そもそもアーレンシンドロームは先天性と言われており、生まれた頃からその症状が出ているため、それが本人からしたら当たり前であり、自分自身も気づかないことが多いそうです。
また、現時点での日本では、眼科などでも認知されていないことが多いです。
アーレンシンドロームの検査を受ける前に、眼科にて目に異常がないことを確認した上で検査をするのですが、そこの眼科医もアーレンシンドロームについては知りませんでした。
対処法
検査を受けると専用のサングラス用のガラスを作ることができます。
値段は25,000円程でした。
アメリカの専門機関で作成するらしく、作成までも数ヶ月かかります。
ただ、加工できる眼鏡屋さんが少なく、加工などにもさらに値段がかかるため、結局今はガラスだけで押し入れに眠っています。
現時点では薬などの改善方法がないため、完治することは難しいですが、僕は市販で売っているサングラスで対処しています。
おすすめは、日常時、運転時、仕事時など適所でサングラスを分けると楽になります。
また、人には適応する"色"があり、人によっては"赤"が見やすい、"青"が見やすいなど分かれており、検査をすることで適応色を見つけることができます。
僕の場合は青色のサングラスが眩しすぎて苦手で、赤系や茶色系をかけることにより症状を改善することができます。
終わりに
僕は小さいころからこの症状で学校でも、日常生活でも、職場でもバカにされることが多く辛い思いをしてきました。
職場でも誤字脱字により指摘されることが多く、心身共に疲弊しきってしまいました。
少しでも僕と同じ思いをする方を減らせればと思い今回この記事を書きました。
まだまだ理解されない症状ですが少しずつでも広まっていき、この症状の方々が生きやすい社会を目指していきたいです。
少しでもこの記事がお力になれましたら幸いです。