005:老害ねずみオジイ②
ハムちゃんの会社では昼食に弁当が支給されるが
非常勤のねずみオジイには弁当が支給されない。
ちょうど昼時に一緒に備品の買い出しに行った際
近くのうどん屋で昼食を食べることにした。
「ねずみオジイ、ここは俺が奢るから
好きなもの食べ」
ありがとうも言わずうどんを頼み
食べ始めるオジイ。
言いたいことはあるが気にしない事にして
ハムちゃんも肉うどんを注文。
美味しい、あっという間にペロリ。
肉うどんの余韻に浸ってると
ねずみオジイが一言。
「あんま美味しくない、何食うても一緒や」
奢ってくれた人にそれ言う?
何なら自分だけ天ぷらも食べてるよね?
我先と店を出ていくオジイの背中に殺意を抱きつつ
もう絶対に奢らないと誓ったのであった。
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