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ブランチを使う | Gitをそれなりに使えるようになる vol.5

以下のようなシチュエーションは、Webサイト作成に限らず、よく起こりますが、こういったときにブランチ(枝)が非常に役立ちます。

Webサイトを作っている場合、現在一般に公開しているものに対して、デザインの修正していました。作業は順調に進みコミットも何度もしています。そうした矢先に現在公開しているものに、誤字が見つかったために修正して欲しいとの依頼が入りました。

今回は以下の内容になります。
・ブランチとはなにか
・一時的に退避する
・違うブランチのコミットを取り込む
・マージができないときは

ブランチとはなにか

ブランチは、リポジトリ内に作成されている情報を保存する場所です。以前「コミットを行うとリポジトリに保存される」と書きましたが、より正確には「コミットを行うとリポジトリ内のブランチに保存される」になります。Gitではリポジトリを作成した際に「master」というブランチを作成していて、特に意識をしていなければmaster上に変更履歴が記録されて行くようになっています。

前述したシチュエーションの例(画像はSourcetree
このまま修正すると、デザインが中途半端な誤字を修正することを公開することになってしまいます。

ブランチを新しく作るときは、どのコミットから作成するかを選ぶので、記録が途中から枝分かれします。

ブランチを分けたときの例(画像はSourcetree
redesignというブランチを新たらしく作っています。
また「公開」というタグをつけて、今どこまで公開しているのかを分かりやすくして見ました。

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