福島県、浪江町の震災遺構「請戸小学校」
事務局のいくみです。今回はグループAのフィールドワークで訪れた浪江町の請戸小学校について紹介します。請戸小学校は、福島県初の震災遺構として2021年10月24日に開館した場所です。
請戸地区は、福島県の沿岸部にある浪江町の海に面した地区であり、震災時は津波が押し寄せ、多くの被害があった場所でもありました。住民の多くは近くにある大平山に避難したそうですが、この請戸小学校の子供たちも大平山に登り、全員無事だったとのことです。
しかしながら小学校には津波が押し寄せ、校舎はこれまで外からは見れても、立ち入りはできない状況がありました。この度の開館に伴い整備がされ、駐車場や順路などができました。実際に中に入って津波の力の大きさ、どのように避難したかなどを知ることができます。
請戸小学校、入館料は300円。入館時間は9時半~16時半です。毎週火曜日が休館日となります。
周辺には「道の駅なみえ」「請戸漁港」「柴栄水産」「東日本大震災原子力災害伝承館」があります。