UIデザイナーが読んで良かったと思うおすすめ書籍7選[2022年上半期]
フリーランスUIデザイナーのはまさきともや(@tomoya_hamasaki)です!
どんな仕事においても継続的な学びは必要だと思うのですが、デザイナーやエンジニアなどWeb関係の職能で食べていく場合にはより能動的にインプットを続けることが重要な気がします。ぼくは文章を読むのが苦手なのですが、2022年はUIデザイナーとしてさらなるステップアップを目指すため、これまで以上にインプットに時間をかけるように意識しています。
そこで今回は、UIデザイナーのぼくが2022年上半期に読んだ書籍の中で、特に学びにつながった書籍を7冊に絞って紹介していきたいと思います(デザインに直接的には関係のない書籍も含まれていますが見逃してください笑)。どんな本を読めば良いか悩んでいる方はもちろん、一度読んだ方も内容を思い出すきっかけとして、ぜひ参考にしてみてください!
『はじめてのUIデザイン』
UIデザイン業界では知らない人はいない程有名な書籍です。UIデザインの基礎や実務の予備知識を体系的に学べるため、タイトルの通り、はじめてUIデザインに触れる方におすすめされることも多い一冊です。
ぼくの場合はUIデザインを始めたころからこの書籍の存在は知っていたのですが、なかなか踏み出せず最近になってようやく読んでみることにしました。初学者向けの書籍だったため既に知っている内容も多かったのですが、新しく学べたことも多く、基礎を振り返る良いきっかけにもなりました。
「もっと早く読んでおけば良かった…」と少し後悔した程の良書ですので、読んでいない方は次の休日にでもぜひ読んでみてください!
ちなみに公式サイトから無料でダウンロードすることもできます!(※二次配布や商用利用は禁止されていますのでご注意ください)
『融けるデザイン』
インターフェイス設計の本質をうまく言語化した、知る人ぞ知るデザイン書籍です。インターフェイスの表面的なデザインよりもさらに内側の本質を学べる、デザインマニア向けの一冊です。
ぼくの場合はデザイン手法に関する書籍を読むことが多いので、たまにこういった本質的な内容に触れると、デザインの意義や自分のデザイン活動、デザインの流行り廃りについて深く考えさせられます。自分の中でもう少し理解する必要があるので、近いうちに何度か読み直そうと思います。
デザインのより深い本質に触れることができる良書ですので、ぜひご一読ください!
『Good Service』
ピンク色のカバーが印象的な、サービスデザイン領域ではお決まりの書籍です。サービスデザインとは言いつつも、ユーザビリティやUX、UIにも応用できる具体的な原則を学べます。
使いやすいサービスをデザインする15の原則が具体的な事例と一緒にまとまっているため、非常に理解しやすく、UIをデザインするときの考え方としても取り入れていきたいと思える内容でした。「何がサービスであるかを決める唯一の人物は、達成すべき目的を持っている人、つまりユーザーだ。」というフレーズは、ユーザーファーストなデザインがいかに重要かを改めて考えさせてくれました。
デジタルサービスを提供する人間として読んでおいて損はない書籍ですので、ぜひ手に取ってみてください!
『Think CIVILITY』
仕事をするすべての人に目を通していただきたい、「礼儀正しさ」に関する書籍です。一人の人間の礼儀が周りにどんな影響を与え、その人自身にどういったリターンをもたらすかを考えさせてくれます。UIデザインというよりは、仕事をするうえでのマインドを立て直してくれる一冊です。
ぼく自身はフリーランスとして多くのクライアントと関わってきましたが、コミュニケーションを取るときの態度や言葉遣いは人それぞれです。これまでは相手の態度に一喜一憂していましたが、この書籍を読んでからはどんな状況でも、自分の軸をしっかりと持って適切な態度でコミュニケーションを取ることができるようになったと思います。
本書でも述べられているように、「礼儀正しさ」はみんなで取り組むことによってその効果が何倍にも大きくなります。ぜひ一度読んでいただけると嬉しいです!
『伝わるWebライティング』
Webにおける文章の書き方、いわゆるライティングの手法をコンパクトにまとめた書籍です。Webライターだけでなく、UXラインティングの知識が必要なデザイナーにも役に立つ一冊です。
UIをデザインするうえで、ボタンやテキストボックスのラベル、説明用のテキストのライティングに気を配ることが増えたため、一度Webライティングの手法を学んでおこうと考えていたところ、この本に出会いました。文章を読むのも書くのも苦手なぼくにとっては、とても学びの多い内容でした。今後は学んだ内容を実践しながら、さらにインプットを増やしていきたいと思います。
ライティングについて気にしたことがなかったという方は、こちらの書籍を一度読んでみることをおすすめします!
『なるほどデザイン』
分かりやすさと見ているだけで楽しくなるようなビジュアル表現によって、ブームを巻き起こしたデザイン書籍です。カラーやレイアウトからタイポグラフィまで、デザイナーの視点を身につけるのにピッタリな一冊となっています。
UIデザインというよりはグラフィックデザインや広告のデザインに近い内容ですが、いろんなデザインスキルの土台となる基礎的な内容がまとめられています。個人的には「デザイナーの7つ道具」という章がとても気に入って何度も見返しています。デザインの基礎を学ぶための書籍ですが、ぼく自身はアイデアやインスピレーションを得るのにも役立てています。
なんとなくデザインに興味があるという方にはぜひ読んでいただきたい良書です。図やイラストが多いので気楽に読むことができます!
『苦しかったときの話をしようか』
日本を代表するマーケター、森岡毅さんのキャリアに関する書籍です。森岡さんが社会人になる自身の娘に宛てて書いた一冊で、キャリアや働くことの意味について深く考えさせられます。
ぼく自身も大学に通っていたときは、周りと同じように就職や自分のキャリアについてなんとなく不安に感じていました。「デザインが好き」という理由でデザイナーの道に進み始めたのですが、「成功は必ず人の強みによって生み出されるのであって、決して弱みからは生まれない。」という言葉を見て、自分の選択は間違っていないと思うことができました。
将来に不安があるという方や自分の強みが分からないという方をはじめ、キャリアに悩むすべての人に読んでもらいたいおすすめの書籍です。
今回は、ぼくが2022年上半期に読んだ書籍の中で特に学びの多かった7冊について、書籍の概要と個人的な感想を簡単に綴らせていただきました。どんな本を読めば良いか悩んでいる方の参考になれば幸いです!
また2022年の1月から6月に読んだ書籍の中でおすすめがあれば、ぜひ以下お問い合わせにお寄せください!
現在は、「ストレスフリーな日常体験」をビジョンとして、デザイン活動を行っています!
一緒にお仕事をしてくれる仲間や、スキルアップを目指す仲間を募集しています。デザインに触れたことがない方でもお声掛けいただけると嬉しいです!
お仕事のご依頼はTwitter(@tomoya_hamasaki)までお願いいたします。