ブルーロックから学ぶキャリア論

ブルーロックというアニメをご存じでしょうか?サッカー漫画らしいのですが、たまたまW杯期間中だったこともあって、一話見だすとハマってしまいました。なぜ、こんなに自分の心をつかむんだろうと思っていたら、どうやら、サラリーマンのの悶々とした状況とそっくりなんだと気づきました。今回は、その気づきをメモします。

①己の武器をみつけろ

武器を見つけること、それこそがブルーロックを生き抜く最初の試練であると説く。サッカーにおける武器としては、例えば、メッシのドリブルやシュート、クリスティアーノロナウドの無回転FKやヘディングなどが挙げられるだろう。彼らは、これらの武器を使って、フィールド内で得点を挙げることができる。
まさに、ビジネスの世界においても共通点がある。新入当初は、周りについていけず、自分の非力さを嘆いてばかりである。しかし、ある時から、自分の得意なことを軸に一人前のビジネスパーソンとして成長していく。その成長のきっかけが、自分の武器を見つけることであろう。また、ストロングスファインダーにおいては、この自分の武器を”才能”と言い換え、才能を以下のように定義している。

才能とは、無意識に繰り返される思考・行動・感情パターンであり、何かを生み出す力。
例えば、頑固さ、神経質といった欠点さえ、それが力を生み出すなら「才能」となる。

私なりの解釈でいうと、武器とは、才能であり、個々人が無意識に発揮的にできてしまう行動なのである。

②己のゴールの方程式を作れ


続いて、ゴールを一度のまぐれで終わらせない、量産していくためには、つまり、再現性を高めるために、ゴールの方程式を作ることが必要だと説く。その際に、自身の武器を活かせた、周りの状況を事細かに振り返ることが必要である。
ビジネスの世界もやはり同様であろう。新人がまぐれ営業を獲得しても、その後新規の案件に苦戦するのは、再現性に乏しいからである。自分の武器を把握しても、それを活かす環境や状況にも目を配る必要がある。ブルーロックではこのように述べられている。

”たまたま”勝つな、”勝つべく”して勝ち取れ

同じく、ストレングスファインダーの中では、才能が個々人の無意識の力であり、それを活かして、強みに昇華することで、成果を生み出せる能力であると述べられている。強みとは、以下のように、才能を投資によって高めたものである。

強み = 才能(無意識のパターン) × 投資(知識・経験)

ゴールを奪うという成果を出すためには、生まれ持った才能に加えて、それを活かすための経験や知識などがあって初めて再現性を発揮する。これこそ、ビジネスマン各人に必要なゴールの方程式である。

③エゴイストになれ


世界一のエゴイストでなければ、世界一にはなれない。サッカーにおけるFWというポジションには必要な素質である。ここに来て、ブルーロックの対象とビジネス、特にサラリーマンとに多少の違いが見て取れるどうだろうか?ブルーロックは、サッカーにおけるFWというポジションに特化した作品である。しかし、サッカーにおいても、MFやDFやGKなど別のポジションの役割があるように、ビジネスの世界にも、営業、経理、製造、研究と幅広い役割が存在する。エゴイストだらけだと成り立たないので、各人が役割を得て、その職務を全うする。あえて、ブルーロックの世界に近い職種は、ベンチャーやスタートアップの経営者だろうか?

まとめ

先週から始まったブルーロックの第二シーズン。ここからは、才能同士をぶつけることが重要であると説明されている。つまり、個々人の戦いからチームにおける役割を見つけることが予想される。ビジネスとの共通点があるかはわからないが、今後も楽しみな作品である。

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