ゲーテ
有名なのに実はこの人の言葉を読んだことがなかった。
引用記事にあるような言葉の数々もさすがに稀有な詩人という評判に違わないと思う。
けれども私が初めて読んだイタリア紀行(Italian Journey、英訳)で非常に印象的だったのが、地理、地形、訪れた場所で出会ったイベント(例:ローカル(教会)コミュニティのオペラ)、天候などという、意識して追究しようという強い意識もなく、目に入って来る物事についての記述。
ただ精彩なだけでなくこんなにあたたかく愛情が溢れ出てくるように記述することができるんだー。
まだほんのさわりしか読んでいないけれどどんどんと先が読みたいというよりも何度も何度も読みたい。
そう思わされるような不思議な魅力を感じている。