おちつかない

コロナにオリンピックに、デンベレ・グリーズマン騒動に。。。

毎日の仕事でもどうにもならないんじゃないか?と思うしかないが気になることの数々。。。

考えろと言って考えるようになるならとっくに人間変わってるやろ。

いやいやちょっとずつでも前進しているよ。

前進。。。

そうかなー?

たくさん石油使っていろんなもん作ったり、ローカル食材だけではとても食べられないような多様なものを食べられたり、住む家が頑丈になったり、着るものが丈夫で軽くて乾きやすくなったり、、、。

これらのことって前進なんだろうか?

確かに変わってはいる。安全健康な暮らしを営みやすくもなっているだろう。特に先進国と呼ばれるところでは。

そうはいってもそうした安全も健康も満遍なく一様に分布しているわけではないし、今後もそうなる見込みというのは非常に低そう。

形のあるモノもそうだけれど、安全とか健康とかいうクォリティ的なものというのは一人一人の考え方や心構え次第で案外どうとでも融通し合えるものだ。しかるに全くそういう変化は見られない。融通したきゃ持つべきもの(モノ、カネ)がなけりゃという物量主義。。。

とても短絡的な考えをする人を指して単細胞と言ったりする。単細胞生物というのは複雑性という基準で言えば下等だろう。考えた方がいいよと言われ続けても大して考えない人間という生き物は全く下等なまんまなのではないか?

総体としては単細胞であっても、複雑なことを全く考えられないわけではない。ここが悩ましい。完全にNo hopeとは言えないのだ。

しかし僅かなHopeが現実の出来事に反映されるには、総体として単細胞なままでは如何ともしがたい。ほぼ完全に食われてしまうのだ。単細胞生物に。

あいさつというのはかなり多くの人間が日常的に実践できている。これって意外に捨て置けない事実なのかな?と思う。

理屈抜きに実践できているというのは希望。

これを大事にしていこう!となると途端にカベがそびえ立つのだが。。。

顔を合わせれば普通に挨拶できる人も、ちょっとしたことで乱暴なものの言い方をしてしまって、それにも気付かないということが頻繁に起こる。これはもう如何ともしがたく、くよくよ悩んだり、あれこれ対策を練ろうとするだけムダなようにも思えるほど。けれどもここんとこね。こういう何気ないちっこいことを丁寧に扱うことができれば、引き続いて良い効果が連鎖的に現れるようにも思えるのだ。いやむしろ、こういうちっこいことをないがしろにしているようでは、スーパーハイテクノロジーの価値も激減どころか逆に私たち人間に対して刃を向けることになってしまうのではないかと私は恐れる。

人間を含む生き物というのが、エントロピーが増大していく過程の中で、一直線にそれが起こるのではなく、渦巻きのようにある一定のパターンを形成した上で(つまり一見あたかもエントロピー増大の方向に逆行しているかのように見える状態を一旦維持してから)長い目で見れば結局エントロピー増大へと帰着していくという時の、渦巻きのようなものだ、という見方がある。

常にエネルギーが関わっているのだけれど、意思や意識をもっていて考えることもできる人間という生き物においては、そうした思考などに費やされるエネルギーというものが整った状態をキープしている時間が案外短いのかもしれない。つまり、エネルギーが容易に活用可能な状態を長くは維持できず、わりと速く散逸してしまうのではないか。

生命を維持しているという状態がそもそも随分と整った状態なわけだけれど、利用可能なエネルギーは意思の力などなどではないその他の活動に振り向けられるというのが一つのパターン(渦巻きのカタチ)なのだろうか?

エネルギーはまずは今のカタチで与えられている肉体(脳ミソも含む)を形成・維持するように利用されていることは確か。人間の脳ミソは相対的にデカいらしいから、こいつを形成するだけでも相当なエネルギーが使われているだろう。話がややこしくなってくるのは維持。このバカでかい脳ミソをもしも肉体全体の維持に活かしているのであれば、どんどん発達させていく方向に変化しているはず。どんどん発達とはいっても、まずは肉体の維持(自律系?)にエネルギーは使われるのであって、意思やら思考やらいうものをどんどん駆使することによって発達する部分というのは単なる副産物なのか?他方、副産物とはいえ、こいつのお陰で肉体維持がより容易になっている可能性だって否定できないだろうし(例:適切な食事や運動など)、直接的にではなくても、環境を整える工夫(科学技術の研究開発やそれに基づいた様々なものの生産・分配)などにエネルギーが振り向けられることによって、結果として肉体維持が容易になっていることも考えられる。

理論物理学者であったファインマンさんの見解では、物理学の世界では、今後永遠に新発見が続いていくとは考えられず、したがってほぼ完全に解明された物理に関する理解が、その他の分野の理解深化に活かされるような道筋について言及されていた。

幸か不幸かエネルギーについてはまだはっきりとしないところがあり、物理で完全に説明し切れたとはいえない。物理学者たちにとってはまだまだ研究していけることがあって安心だろうけれど、エネルギーの流れについてはなるべく急いで解明してもらいたいものだ。そうすれば人間が使っているという意思や思考に整ったカタチのエナジーを効率よく回すやり方だって分かってくるんじゃないか??無理か。。。

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