【横浜DeNA】2022年2軍の注目選手②
前回の記事に引き続き、2022年の2軍注目選手の紹介です。
⑥伊藤 裕季也 内野手
伊藤裕は立正大から2018年にドラフト2位指名され、2022年はプロ4年目を迎えます。しかしここまでの成績は正直大卒2位指名としてはかなり物足りなく、2021年は1軍でわずか3試合、2打席の出場に留まっています。
現状ではまだ1軍で結果を残せていませんが、2軍の成績を見ると本塁打こそ2桁に到達していますが、打率がかなり低く出塁率も伸び悩んでるので、OPSが未だ.600台という状態です。
2021年2軍 80試合 316打席 打率.229 10本塁打 OPS.668
内野守備もそこまで良くなく、サードの守備は高卒ルーキーの小深田と大差ないぐらいだったので、1軍に上げづらい状態と言えます。
ただ、流石にそろそろ1軍で結果を残さないと厳しい立場になりますので、2022年に打撃開花して1軍昇格できるかが注目ですね。
⑦石川 達也 投手
2020年ドラフトで育成1位指名された石川ですが、2021年では2軍で比較的安定した結果を残せています。
2021年 2軍 13試合 4勝2敗 30回2/3 防2.35 WHIP3.32
役割としては先発も中継ぎのどちらも経験していて、ロングリリーフタイプと言えそうです。この結果を残せているなら支配下登録も近いはずですが、唯一の懸念が離脱しやすいことですね。
2021年は5月中盤~7月後半の間で登板せず、9月以降の登板もありませんでした。この期間の理由については判明していませんが、オフの契約更改では怪我があったことに言及しています。
おそらく怪我が無くシーズン通して登板できるなら、支配下登録は掴めると思いますので、2022年はとにかく怪我無く元気に登板する姿を沢山見たいですね。
⑧宮城 滝汰 投手
宮城は2021年で育成3年目となっていて、オフには一度自由契約にしなければならない状態でしたが、育成再契約を結んだことが球団から発表されたので2022年もDeNAで育成4年目を迎えます。
宮城の2軍成績は年々良くなっていて、21年は14試合 48回で防御率2.81になっています。それでもまだ支配下登録がされていないのは、成績だけでなく内容の部分が大きそうです。
被安打・与四球が割と多くWHIPは1.60まで上がっていて、毎回ランナーを出しながら抑えているような投球内容になっています。
なので2022年は内容面の改善が必要で、そこが改善されてくると成績も印象も変わってきて、支配下登録の可能性が高くなるでしょう。
⑨ディアス 投手
DeNAは外国人の育成選手を複数人保有していて、若いうちからチームで育てて将来の主力外国人にするという狙いが見えます。
ただ現時点ではまだそこまで育った外国人はおらず、それどころか育成→支配下登録も無いです。
ディアスは2022年に3年目を迎える外国人投手ですが、現時点では1番支配下登録に近い育成外国人でしょう。
理由としては2021年のファームで完璧な投球ができた試合が1つあり、その実力を常時出せれば1軍先発ローテにも入れるのではないかと期待されているからです。
2021/8/21 vsヤクルト 7回 被安打3 奪三振8 与四球1 失点0
先発登板で、かつここまで結果を残せたのはこの試合のみですが、2021年はシーズン通しても防御率2点台と安定していて、成長を見せているのは確かです。
2022年はここから一気に飛躍して、DeNA初の育成からの支配下登録される外国人投手となることを期待したいですね。
⑩田部 隼人 内野手
2021年は小深田や伊藤裕に次ぐ打席数を与えられていて、球団としても力を入れて育てていますが、成績を見ると現時点ではやや伸び悩んでいます。
2020 138打席 打率.240 本塁打0 三振26 出塁率.291 長打率.256 OPS.547
2021 314打席 打率.185 本塁打2 三振80 出塁率.252 長打率.250 OPS,502
打席数は増えましたが、打率や成績は1年目より下がっています。三振の数がかなり増えて安定していないのが悩みになっています。
高校時代は長打力が売りだったのでパワーはあると思いますが、なかなか自分の打撃ができていないので、まずはしっかり自分の打撃スタイルを確立して、パワーを活かせるようになるのが良いでしょう。
森と同期ですし、森の1軍昇格に刺激を受けている部分もあると思うので、来年開花することを期待したいですね。
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