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【横浜DeNA】2024年ドラフト記事について補足・解説【DIGEST寄稿】

今年もTHE DIGESTさんでドラフト直前の【DeNAが狙うべき選手】について記事を書かせてもらいました。
これで2021年以降4年連続、ドラフト記事を書かせてもらったことになり、大変嬉しく思っています。

こちらの記事になります。
まだ読まれてない方は是非読んで、面白かったら拡散して頂けると嬉しいです。

今回、このドラフト記事の補足と解説をまとめてみました。


指名方針

今年の指名方針は先発と抑えをそれぞれ任せられる投手を重視しつつ、野手は素材型で伸びしろのある選手を狙う形にしました。

今シーズンはチームの打撃成績がリーグトップで非常に状態が良く、20代の野手の台頭もあって、ひとまずドラフトで即戦力候補の野手を重視する必要は無くなったと言えるでしょう。

逆に投手成績があまり良くなく、先発は若手の台頭が弱く東・ジャクソン・ケイの3人以外がなかなか結果を残せませんでした。
若手で1軍に上がってきた先発も石田裕と吉野の2人しかいません。
リリーフは徳山・坂本・中川虎らが活躍しましたが、徳山と中川虎はその後故障してしまい、まだ1軍定着している若手が少ないです。

これらを考えるとドラフトでは投手の優先度が高く、近いうちに1軍で活躍できるような実力のある投手が必要です。
野手は逆に2軍でしっかり育てて数年後の1軍定着を期待できるような選手が良く、高校生中心の指名で良いでしょう。

こうした指名方針で、具体的に指名を考えてみました。


1位:中村優斗投手の指名理由

投手優先でいくなら1位は金丸夢斗投手か中村優斗投手の2択です。
その中であえて中村投手を1位指名にしましたが、その理由としては記事内でも書いていた通り、身体が強いこと(故障しにくい)・ストレートの球威が良い・奪三振能力が高い、の3点です。

DeNAは今シーズンも故障者が多く出て、なかなかフルメンバーで戦うことができませんでした。その中で控え選手や若手の活躍もありましたが、やはり主力選手はあまり離脱しない方が望ましいです。
中村投手は大学4年間、大きな故障なく1年目から主力投手として活躍してきています。投球フォームも肩肘に負担が少ない綺麗な形になっていて、プロ入りしても故障離脱する心配が少ないです。

最速159kmで直球の球威が素晴らしい点や、奪三振能力が高い点も、DeNA好みのタイプと言えるでしょう。先発でもリリーフでも安定して150km台を出せる投手はなかなかおらず、特にエースや抑えなどチームの柱になる投手には必須です。

先発1本で狙っていくなら金丸投手が合ってるのかもしれませんが、先発も抑えも任せられるような投手として考えるなら、中村投手の方が適しています。


2位:吉田聖弥投手の指名理由

1位が中村投手の場合、2位で指名するならしっかり先発として見込める投手が欲しいです。
中村投手が抑えになるとしたら先発の指名が当然必要ですし、逆に中村投手が先発でも、左右違う先発を2位指名することで先発陣の一層の強化が期待できます。

そこに当てはまる投手は吉田聖弥投手と考えました。
吉田投手は高卒社会人4年目で、今シーズンは都市対抗で好投して結果を残していて、入団1年目から活躍が期待できます。
最速150kmの直球と落差のあるチェンジアップのコンビネーションで奪三振能力が高く、制球も安定しているので先発向きです。

1位中村投手・2位吉田投手の指名で、しっかりと投手陣の強化ができます。


3位指名について

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