見出し画像

令和6年6月議会 個別質問 1-1.教育長のこれまでの実績について

浜中吾郎です。引き続き、これまで私が個別質問した内容について順次載せていきます!令和6年第2回定例会の個別質問(令和6年7月1日実施)のうち「教育の方向性について~『未来につなぐ いちはらの教育』の実践について~」より。

(以下発言内容)
◇議席3番、会派無所属の浜中吾郎です。通告に従い、これより一般質問を行います。はじめに『教育の方向性について』のうち、『「未来へつなぐ いちはらの教育」の実践について』伺います。恐らく誰もが、こども達が育つ地域で良い教育を受けてほしいと願うでしょう。では良い教育とは何でしょうか。本市の教育行政については、基本方針である市原市教育大綱が平成28年8月に策定されるとともに、平成30年3月には市原市学校教育振興計画が策定され、基本理念である「未来へつなぐ いちはらの教育」を実現すべく取り組んできたものと認識しております。教育を取り巻く環境の変化は令和6年現在更に加速していますが、そうした中で首長と教育委員会が協議・調整し実践してきた教育の方向性を振り返り、更に良くすることが求められていると感じます。そこで本市において教育大綱等を策定し、実践してきた教育施策のうち、これまでの成果と今後の展望について教育委員会を代表する教育長の見解を伺います。こちらを初回の質問とします。宜しくお願いします。


(教育長答弁)
 実践してきた教育施策のこれまでの成果と今後の展望について、お答えいたします。私は、平成30年7月に教育長に就任して以来、「教育は人づくりであり、人づくりはまちづくりである」という考えを教育行政にあたっての根幹に据え、本市教育施策の根本である「市原市教育大綱」の基本理念「未来へつなぐ いちはらの教育」の実現に向け、全力で取り組んでおります。

一例を申し上げますと、本市の未来を担う子どもたちの確かな学力の定着を図るため、小学校高学年に専科特別講師を市独自に配置し、教科担任制による授業の魅力化を図ったほか、基礎学力定着特別講師の配置を拡充し、つまずきの大きい児童を中心に基礎学力の定着を図っております。

また、スクールカウンセラーアシスタントや、心のサポーター、スクールソーシャルワーカーを配置するとともに、つなぐルームを整備するなど、不登校やいじめ、問題行動等子どもたちが抱える様々な課題への早期対応を図っているところでございます。

さらに、子どもたちが、学校で安心して学習に取り組めるよう、他の自治体に先駆けて、全小・中学校の普通教室等へのエアコンを整備するとともに、一人一台タブレット端末や電子黒板の整備、学校トイレの洋式化や学校施設のバリアフリー化等に取り組むなど教育環境の整備も推進しているところでございます。

こうした取組により、義務教育の集大成である 「15の計」として、自分の力を信じ、未来へ飛躍する力を身につけさせた上で、さらに新たなステージに向かう中学3年生の「15の春」に、自己実現につながる多くの選択肢を持つ市原の子どもたちを育成できているものと考えております。

その一方で、グローバル化や気候変動などの地球環境問題、少子化や人口減少、デジタルトランスフォーメーションの進展など、教育を取り巻く環境が大きく変化してきているとともに、市の最上位計画となる新たな総合計画が策定作業に着手されるなどの状況もあることから、教育大綱の改定に向けた検討に着手したところでございます。

今後につきましては、現代は、将来の予測が困難な「VUCA」の時代と言われておりますが、本市の希望あふれる未来に向けた人づくりを更に推し進めるため、市長と我々教育委員会が、これまで以上にしっかりと議論をして、本市教育行政の根本となる教育大綱の改定に取り組んでまいりたいと考えております。


(答弁を受けての浜中の意見)
丁寧にこれまでの施策を伝えてくださり、ありがとうございます。こうした教育長の見解を知ることは、市民にとっても意義があると感じます。
また、教育大綱の改定の着手について触れられていました。これまでの市原市の教育方針として、生かすべきところはしっかり生かし、変えるところは変えていくという姿勢で、市長、教育長が共にリーダーシップを発揮して臨んでいただきたい、そのように考えます。
論点は多岐にわたりますので、時間の関係上ここで詳細を申し上げることはしませんが、受けてきた教育は児童生徒はもちろん関係者にとっても人生に少なくない影響を与えます。ここ数年、本市の教育行政においては様々な痛ましい事案がありました。
一方、本市の教育委員会・教職員の皆様が何より児童生徒の健やかな成長のために、向き合い、尽力していることも承知をしております。これからも誰もが市原市の教育が良いと思えるよう、良さが伝わるよう、力を合わせて取り組んで参りたいと考えます。どうぞ宜しくお願い致します。

いいなと思ったら応援しよう!