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私も靴下を配るおばあちゃんになりたい

急になんのことやら、なタイトルになりましたが、そのまんまなんです。

浜益は高齢化率が高いため、ちょっと外に出ればおばあちゃんにあたります。しかもみんな元気。80代でも90代でも若々しい。

そんなおばあちゃん達、春夏は畑作りに精を出し、たくさんの野菜をただの顔見知りの私にくれるのです。

かぼちゃ、大根、なす、トマト…我が家も食育のために畳1枚分ほどの家庭菜園を作っていたことがありますが、年々管理する時間が取れなくなってきて、とうとうやめてしまいました。しかし、おばあちゃん達のおかげで食べる野菜には困りません。本当にありがたい。

北海道の畑は秋で終わり、冬は雪に埋もれてしまいます。畑仕事がなくなったおばあちゃん達は、どうやら編み物に精を出すようで、冬にはホイッと毛糸の靴下(靴下カバーともいう)をくれるのです。

築50年の我が家はとても冷えるため、靴下のうえに毛糸の靴下を履くとあったか〜い。

編み物は子どものときに祖母が教えてくれたけど、根気が続かなくて形になったことがない私。

おばあちゃん達が編んだ靴下は、色も編み方も個性がいっぱい。

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ちょっとトラ風な色柄。浜益の北側、幌地区のおばあちゃん作。色違いもあり。玄関先で「足何センチ?」と聞かれ、サッと出してきたことから、人に配る用にいろんなサイズを用意していると思われます。

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ずっと履いてるのでふんわりと毛玉ができ始めてますが、こちらは床丹(とこたん)出身のおばあちゃん作。葉っぱ模様が入っています。小さな芸術品、それが毛糸の靴下。

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これも浜益の人にもらったけれど、メイドイン美唄のおばあちゃんと言ってたような…

足首まであるのがさらにあったかくて、やめられません。

いやあ、たかが靴下されど靴下。祖母もよく靴下と手袋を編んでいたなあ。

編み方、教わっておけば良かったなあ。

普段ならここで思考は終わるのですが、

「私も靴下をさくっと編めるようになりたい!そして靴下配りおばあちゃんになりたい!!」と思い、即行動を始めました。仕事、冬休みに入ったところだったので。

道具を揃えて、図書館から編み方の本を借りて。しかし編み図を見てもハテナがいっぱい。解説を読んでも理解できず…

そんなときはYoutubeを開けば、編み方がたくさん出ています。ふむふむと真似して編むものの、なぜか編み目が団子になったり、なぜか目の数が減ったり、はたまた増えたり。ようやくきれいに編めたと思いきや、表目の続きが裏目になってみたり。

ひとつ編み上げるのに6日くらい費やして、ようやくできたものの、最終的にまた目が増えてたり、本の通りの目数では大きすぎたりして、こちらはムスメのぬいぐるみの寝袋になりました。

一通り編んでみたので次こそは!と自分サイズの目数に調整して、かかとの編み方も理解できるものにして…


まだきちんと編めないものの、すっかり靴下編みにハマってしまった私。その頃、世の中は年末。

大掃除も年賀状作りもそっちのけでひたすら編んでたのですが、さすがにやることやらなきゃと編み物は夜中に黙々とやることに。

そんで完成した第1号がこちら。

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つま先の綴じ方も色々あり、それぞれ別の綴じ方をしてみた。どっちがいいのかなぁ。

しかも、くるぶしら辺に謎の穴が。穴ができない編み方ってのを参考にしたのになぜ⁈⁈

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第2号はカラフルに。編みあげる時間も早くなってきました。くるぶしら辺の穴を解消するワザも覚えたけど、まだちょっと穴っぽい隙間が…。

はじめから何色もになっている毛糸は編んでて楽しい。次は何色が出るのかなってワクワクしながら編めます。

まだまだ、おばあちゃん達の腕には追いつけませんが、おばあちゃんになるまでにはサクッと編めるようがんばります!


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浜益@北海道石狩市/田舎移住を考えている人に読んでほしいnote
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