2025 共通テスト対策【生物】
出題予想 共通テスト「生物」
予想①複数の図やグラフから情報を読み取る実験・考察問題
予想②会話文形式による思考過程を問う問題
予想③複数の単元にまたがる総合問題
①複数の図やグラフから情報を読み取る実験考察問題
共通テスト生物では、実験・考察を軸にした問題が多く出題されており、このような傾向は今後も続くと予想される。
例えば、2022年追試験ではこのような問題が出題された。
説明文、正面の図、側面の図、実験1の説明、屈曲角度の図、グラフ、実験2の説明と、2ページにかなりの情報が詰まっている。
複数の図や表、グラフが与えられるのは当たり前と思っても良いだろう。
図や表、グラフのデータなどを読み取る分析力や考察力が求められる。
また、共通テストの生物では知識問題の比重が減り、実験・考察問題が増加している。
しかし「知識問題の減少=覚えなくても良い」ということではない。
理解の伴った「使える知識」を使って分析・考察を行わなければならない。
つまり、知識に対する深い理解が求められている。
②会話文形式による思考過程を問う問題
また、2022年本試験ではこのような問題が出題された。
先程とは逆に、図や表、グラフがなく、文章だけの出題。
会話の中で実験が進んでいき、登場人物が立てた予測や、次に調べるべきことなどが問題となって出題されている。
実験を進める中で、次は何を考えれば良いのか、どんなことを調べれば良いのか、と実験に際した思考の過程・流れを問うような問題が今後も出題されると予想される。
また、会話文、実験の文章を正確に素早く理解する読解力が求められる。
読み進めていく際に、もちろん基本的な語句・内容についての理解は必要不可欠である。
前述したように、「使える知識」の必要性がここからもうかがえる。
③複数の単元にまたがる総合問題
例えば2021年の大問ごとの出題範囲はこのようになっている。
第1問 乳糖の消化 (生命現象と物質・生物の進化と系統)
第2問 種間関係 (生態と環境)
第3問 生産構造図 (生態と環境)
第4問 動物の行動 (生物の環境応答)
第5問 植物の発生・植物ホルモン (生殖と発生・生物の環境応答)
第6問 動物の発生・動物の行動 (生殖と発生・生物の環境応答)
6問中、複数の単元にまたがる問題が3問出題されている。
つまり、学校で習った範囲としては別のものでも、関連性のあるものは同時に出題されると言っていいだろう。
どの範囲の知識だったとしても、つながりを意識した暗記を行い、関連付けて覚えておく必要がある。
膨大な情報量を処理するためのポイント
共通テスト生物は、前述した通り、実験考察問題を軸に問題が作られているため、解答に時間を要する。少しでも時間短縮を図るため、解き進める際のポイントをいくつか紹介しておく。
・評価、解釈しながら問題文を読み進める
各設問から問題文に戻って必要な情報を抜き出そうとするのは基本的には二度手間。
説明文や実験、グラフなどが最初に与えられるが、そのまま読み進めて内容を理解しよう。実験が複数あれば、この実験からは〇〇がわかる、次の実験からは…とひとつずつ評価していこう。また、グラフは縦軸横軸をみて、何を表しているのか解釈しながら進めよう。全て理解できなくてもそのまま読み進めて大丈夫。その時は各設問の文章や選択肢が考え方のヒントになるはず。
・文章だけのものは自身で視覚化する
人間は文字情報よりも図示・視覚化された情報の方が理解しやすい性質をもっている。文章だけで表されている説明や実験は、視覚化することを心がけよう。
(例えば、タンパク質P 抑制→タンパク質Qのように)
また、必要な情報に下線をひく、グラフの見るべきところをマークアップしておくなども効果的。
・表にない値は横に必ず書き込む
示された値から計算できる値についての選択肢が与えられることがある。表にない数字が出てきたら、表の横に全ての項目について計算結果を書く癖をつけておこう。次の選択肢でも同様の値について聞かれることが多く、また、その値の全体的な傾向をふまえて解答するといったことも考えられる。
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