共通テストを受験する時、ここに気をつけよう!
大学入学共通テスト(以下「共通テスト」)まであと1週間ほどとなりました。
共通テストは「最大2日間の長期戦」「時期的に天候が荒れやすい」「とにかく緊張する」など、受験生にとって大変ハードな環境下で受ける試験です。でも、せっかくなら万全の状態で試験に臨みたいですよね。ということで、まずは共通テスト当日の注意点を3つお伝えします!
1. 1科目、1問に固執しない
共通テストにおいて、みなさんを苦しめるものの一つに「時間配分」があります。特に、前身のセンター試験から共通テストに移行してからは、難易度上昇、問題量増加によりますます時間配分の重要性が増しています。
例えばこんな状況を思い浮かべてください。
今、あなたは数学Ⅰ・Aの試験を受けています。問1を順調に解き進め、終盤に差し掛かりました。この調子だと問題を完答できそうです。ところが時計を見ると、問1に費やす時間がすでになくなっていました。あなたなら問1を解き続けますか?それとも、問2に移りますか?
ここで考えてほしいのが、時間配分をする「理由」です。
おそらく、多くの人は「合計点の自己ベスト」を叩き出したいと思っているはずです。「全科目で自己ベスト」ではないのです(あの天下の東大理科Ⅲ類に受かる人ですら全科目で自己ベストは出せません)。
そのためには1問1問にこだわらない。事前に決めた時間が来たら次の問題に移る。
そして1つの科目が終わったら、どれだけ手応えがあってもなくても終わったことは忘れる。次の科目に気持ちを切り替える。休み時間に友達と答えを確認し合うなんて論外ですよ!
2. 糖分の補給
普段の勉強や学校で受ける模試とは違い、本番はとにかく疲れます。しかも、テスト間の休憩時間は、昼休み以外でも50分ほどあります。このような中で集中力を保ち続けるためには、糖分の補給が欠かせません。
手軽な糖分補給の手段は、アメやチョコなど一口サイズのお菓子です。特に頭がぼーっとする午後の時間帯は、休み時間に一つだけ口に入れるといいでしょう(会場によっては間食が禁止されている場合もあるので注意が必要です)。
一方、昼食のとり方には気をつけなければなりません。白米や小麦粉でできたパンなどを一気に食べてしまうと、急激に血糖値が上がり、眠くなってしまうからです。ちなみに、血糖値の上がりやすい食品、上がりにくい食品は以下のようなものがあります。
○ 血糖値が上がりやすい …… 白米、小麦粉でできたパンや麺類など
○ 血糖値が上がりにくい …… 玄米、肉、魚、豆、野菜、きのこ、海藻など
また、食べ方も重要で、「よく噛んで食べる」「野菜は先に食べ、白米は最後に食べる」などの工夫で血糖値の上昇はある程度抑えられます。今のうちに、当日のメニューを考えておきましょう。
3. 体温調節のしやすい格好で
共通テストが実施される1月中旬は、冬の中でもかなり天候が荒れやすい時期です。となると、会場は当然暖房がしっかりと効いているかと思いきや・・・。
実は、暖房の効き具合は会場によってずいぶん差があるんです。しかも、現在はコロナ禍ということで、1科目ごとに換気が行われることが予想されます。
これまで「あまり暖房が効いていなくて、足元がとても冷えた」と嘆く生徒もいれば、「暖房が効きすぎて頭がぼーっとした」という生徒もいました。こればかりは会場に行ってみないと分かりませんので、受験生のみなさんは「着脱のしやすい格好」「カイロの持参」「ひざ掛けの持参」などを念頭に置いて会場入りしてほしいと思います(ひざ掛けを出して受験することが認められていない場合があるので注意が必要です)。
共通テストが終わったら
共通テストが終わると、次は国公立大学の出願及び私立大学の個別試験がスタートします。1月17日(水)頃には共通テストの全体概況が判明し、今年度の国公立大学出願期間は1月22日(月)~2月2日(金)です。
大学への出願を決める際、おそらく多くの受験生が志望校の判定やボーダーラインを参考にすると思いますが、これらがもつ意味を正しく理解できていない場合があります。
志望校の判定は、42.195kmのフルマラソンでいえば「20km地点での順位」が分かったようなものです。A判定だと「今は良い位置にいますよ」、C判定だと「ちょっと遅れ気味ですよ」といった具合です。
特に、いわゆる「2次試験」で複数科目を受験する方にとっては、いくら判定が良くても2次試験でつまづいては合格を勝ち取れませんし、判定が悪くても2次試験の出来が良ければ合格します。
出願の可否を正しく判断するのが難しい場合は、学校の担任の先生や現在通っている予備校・学習塾の先生など、信頼できる大人の意見をききましょう。できれば2人以上の大人にきくのが良いでしょう。
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