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トルコの宿題って、思っていたのと違ってた
学校によって、担任の先生によって違うので一概には言えませんが、
「トルコは宿題が多い」
子供が小学校に上がる前にそう聞きました。家族が手伝わないと終わらないと。しかし、子供の担任の先生は、「宿題をするだけで家族のコミュニケーションの時間が減ってしまいます。そのため、宿題はたくさん出すつもりはありません。その代わり、家族の時間を大切にしてください。」と言われました。
小学校が始まってからは学校の宿題は私も子供と一緒に机に向かってやりました。他のクラスに比べて子供のクラスは比較的少ない方でしたが、たまに「そんなにあるの?」という日もありました。
今は一人で前よりも宿題を早く終わらせることができるようになってきましたが、それでも毎日の宿題をこなすことで時間が過ぎていきます。
夏休みや冬休みは全教科が載っている休み用のワークブックが宿題として出されました。休み中の宿題用のワークブックは先生から連絡が来て、「○○文房具屋で○○というワークブックを買ってください」と指示がありました。日本のように学校で配りません。各自、指定の文房具屋に行ってワークブックを買います。
休み中のワークブックはページ数も多く、なかなか終わりません。休みが終わって、学校が始まってもクラスの友達、全員が全員、一冊終わらせてはないようです。全部できていない子の方が多そう。先生は、「最終的には仕上げておくように。」とだけ。
子供の担任の先生の宿題チェックは一年生の頃はあったのですが、学年が上がるにつれてなくなってきました。(トルコの公立小学校では4年間クラス替えなし、同じ担任の先生です)
そのため、こんなことがありました。
一冊の名前のない宿題用の本がありました。それを先生が見つけて「名前がないけど誰の本ですか?」と聞きながら中身を見たら、全然宿題をしていなかったそうです。「誰のですか!!全然宿題してない!!」と先生は怒りました。その後、本の持ち主が名乗り出たかどうか子供の話からは分かりませんでしたが、宿題をやるのは自己責任(各家庭責任)です。日本の懇切丁寧なやり方とは違うだろうとは思っていましたが、想像以上に違いました。
他のクラスではどうなのか聞きましたが、宿題をしているかしていないかチェックくらいで、やはり、日本の先生たちのように丁寧に間違いを直してくれたり、コメントを書いてくれたりはないようでした。
今年は夏休み前になっても担任の先生から宿題についての指示がありませんでした。クラスのお母さんたちからも「休み中のワークブックはどうなの?」などの質問もありません。そのまま夏休みに入ってしまいました。そのため先生に聞きました。「夏休みのワークブックは買わないのですか?」と。返事は「クラスで買うつもりはありません。」でした。
クラスの友達のお母さんに聞いたら、「何か(個人的に)ワークブック買わないといけないね。何を買おうかな?」くらいの返事。私は長期休みに宿題が出ないなんてと戸惑いましたが、今までが違っていたのか、普通のようです。(多分)
ワークブックを買おうかと悩みましたが、ページ数のやたらと多いワークブックを買うと、それをこなすことだけになってしまうので、それで正解かどうかわかりませんが、この夏休みは教科書を見ながら前期の復習をすることにしました。