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日記│息子と漢検の親子受検した理由
小3になり、息子は漢字テストが半分も埋まらなくなってきた。
息子は、弱視、吃音症、聴覚過敏と発達に特徴がある。
原因は、体の器官そのものというより、脳や神経の回路の仕組みだったりする。
最近漢字テストができないのは、「漢字を暗記する」という学習が
「できないのか」or「ただやってないのか」を確認したかった。
もし、「漢字を覚える」という学習が書き取りで覚えられないなら、
彼に合った学習方法を模索しようと思った。
息子を診察している発達の先生によると、
「漢字という文字の形を覚えられない」
「短期記憶が定着しずらい」
という子もいると聞いていた。
受検する級は、一つ下の学年の小2レベルの9級にした。
息子は、少し心が繊細なので、ハードルは低めが大事。
ちょっと頑張ればできるという小さなステップで挑戦した。
一人で会場に行くのは怖いというので、私も一緒に受検することにした。
これが、私も漢検を受けることになった理由。
学習方法は、王道のやり方をした。
①過去問を解く
②間違った漢字を10回書く
③次の日に、間違った漢字だけ確認
④週末にまとめて、③をもう一度確認
結果的に、息子は合格した。
小3になり、習う漢字の量が増えて、付いていけていない(やっていない?)だけだった。
やればできるなら、やるだけなので、安心だ。
補足的にいうと、母(私)も、準2級にギリギリ合格できた。
私が息子の生活を伴走するのは理由がある。
それは、息子の弱視を8年も気づけなかったからだ。
彼の小さなSOSを何度も見逃していた。
息子は、小学校に入っても、時計が読めない子だった。
「4時5分だけど、壁の時計の長い針は5にない。」と何度か言っていた。
不思議なことを言う子だなぁと、真剣に取り合ってなかった。
他にも、
「跳び箱は、手をつく場所がわからない」
「うんていも、次の棒が取れない」
など。
8歳になったある日、眼鏡屋の視力ポスターで、右目は一番上のマークが見えないと言った。
慌てて眼科に行ったら、右目の弱視(視力0.1以下)が発覚した。
息子は生まれてから8年間、ずーっと左目(視力1.5)だけで世界を見ていた。
大人だって、眼帯をしたら、見える世界の距離感がおかしくなる。
彼は、8年間ずっとその世界で生きていた。
だから、針の時計が読めなかったのか。
だから、跳び箱は怖いからと逃げていたのか。
息子とよく話すようにしている。
発達に凸凹がある子は、凸凹を補助するやり方が今はたくさんある。
それをするだけで、グンと生活しやすくなるのだ。
来年は10歳になるので、最近はだんだん自己主張が出てくるお年頃。
過保護になりすぎないよう、でも困った時は助け舟が出せる適度な距離で見守っていきたい。
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