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そもそも、吟醸とか純米って何?いつ、なぜ出来たの?


昔は出来たお酒を国税局が利き酒して、特級酒、一級酒を判定、判定に通らなかったり、判定を受けなかったりしたお酒が二級酒でした。
現在は純米、吟醸、純米吟醸、大吟醸、純米大吟醸などの特定名称があります。
以下はwkipediaに掲載された吟醸の歴史を要約したものです。
最初に出来たのは、「吟醸」という言葉でした。
これは、大正時代に出来た言葉で鑑評会に出すために「特別に吟味したお酒」という意味で、当時の吟醸酒は特別な麹の作り方(吟醸麹)をすると、香り豊かななお酒ができることを名人級の杜氏が編み出し、それをごく限られた後継者にだけ伝える一子相伝的な醸造技術でした。
 同時に国立醸造試験場で酵母研究がなされて、吟醸造りに向いた酵母なども分離されます。
 さらに昭和5年頃、縦型精米機が開発され、現在の吟醸造りに欠かせない、高精白が可能となりました。
 戦争中に一旦は、吟醸造りは中止したものの、戦後の高度経済成長期とともに、徐々に吟醸造りも復活し、昭和28年には、 『香露』の熊本県酒造研究所から吟醸造りでは今でもよく使われる協会9号が分離されました。
 その後吟醸造りの技術は地道に重ねられていきますが、バブル期に「吟醸ブーム」が到来します。
次は純米酒の流れです。
 戦時中から醸造アルコール添加が当たり前だった日本酒業界でも、醸造アルコールを使わないお酒をつくる流れてもでてきて、志のある酒蔵が集まり昭和48年「純粋日本酒協会」が設立されます。純米酒の回帰が起きてきました。
 この2つが合わさり、純米吟醸、さらに精米をし大吟醸などの用語が生まれますが、この頃は酒蔵が勝手にラベルに表記していて、明確な基準がありませんでした、そこで、平成元年国税局が「清酒の製法品質表示基準」を発表。
 全国の酒蔵は、この基準に合わせて本醸造、純米、吟醸、純米吟醸、大吟醸、純米大吟醸などのラベル表記をするようになりました。
 これが特定名称酒と呼ばれるものです。
本醸造
精米歩合70%以下で、麹米使用比率15%以上、添加する醸造アルコールは米からできるアルコールの10%以内であることが条件です。
純米
精米歩合70%以下で、麹米使用比率15%以上、醸造アルコールを添加しないことでしたが、平成15年に「清酒の製法品質表示基準」が改定され、精米歩合の制限は現在ではなくなっています。
吟醸
精米歩合60%以下 麹米使用比率15%以上、吟醸造り、固有の香味、色沢が良好、醸造アルコールは使用可
純米吟醸
精米歩合60%以下 麹米使用比率15%以上、吟醸造り、固有の香味、色沢が良好、醸造アルコールは使用不可
大吟醸
精米歩合50%以下 麹米使用比率15%以上、吟醸造り、固有の香味、色沢が良好、醸造アルコールは使用可
純米大吟醸
精米歩合50%以下 麹米使用比率15%以上、吟醸造り、固有の香味、色沢が良好、醸造アルコールは使用不可
となっています。
https://jizakeya.co.jp/bin/search_n.cgi?code=shosin.dat...

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