「話したい人」でもあった
4月から大学の教員になった。社会福祉関係の授業を受け持っている。
大学という場所が好きな私は、3月に大学院を卒業したことで「もう来なくていいですよ」という状態になることが悲しかった。
「もう少し大学にいたいな〜」なんて思っていたら、別の大学で仕事をいただけたのでとても喜んでいる。今まで修士論文でヒイヒイしていた私が、学生の卒論指導をしているのは変な感じだけど、嬉しいし楽しい。
大学で教えるって、ソーシャルワークだ。学生に知っていてほしい制度や相談先、人間関係の考え方、境界線の存在についてなど、授業に混ぜていろんなことを伝えられる。
「いつか、必要な時に思い出してほしい」と感じながら、話し続けている。
自分のことを「聞く人」だと思っていたけど、「話したい人」でもあったんだなと驚く。こんなにもようベラベラと話せるなと感心する。
そんなわけで、相談室バオバブをやりながら、精神医療の権利擁護もしながら、大学生に教えている最近。フリーランスと名乗れなくなってしまったことだけ、ちょっと残念。
でもどんな状態でも、自分ができる仕事をしていこうと思うのだ。
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