「長崎の鐘」が伝えるリアルなストーリー
「長崎の鐘」を知ったのは、作曲した朝ドラ「エール」の古関裕而さんを知ってからです。古関さんは、「『鎮魂歌』という思いで作りました」と、のちに振り返っています。でも、悲しさが強調されることはなく、サビ部分の壮大なメロディーが、さびしさや無念さを覆っていく、そんな曲でした。
ちなみに歌っているのは藤山一郎さん。「エール」では、山藤太郎という名で登場します。演じるのは柿澤勇人さん。
ここで書きたいのは、曲のモデルになった小説「長崎の鐘」のことです(青空文庫で無料で読めます)。