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2023年・浜野的買って良かったモノ4選

序文

(このnoteはMisskeyのサーバーの一つである「Backspacekey.fm」で開催中のアドベントカレンダー企画の一環です。機会をいただきましたこと感謝いたします。)

皆さんこんにちは!浜野実と申します。
突然ですが、皆さん、消費行動はお好きですか?私は大好きです。大好き過ぎてます。
個人的に、2023年は再就職したのもあり、いつにも増して買い物したなあと思っています。
その中で、特に「これは良かった気がする!」と思うものを厳選してゆるっと4つ紹介します。お付き合いいただければ幸いです。

①マウス2種「Pro Fit® Ergo Vertical ワイヤレストラックボール ホワイト」「RAZER DEATHADDER V2 X HYPERSPEED」

最初に紹介するのは、マウスの二刀流、「Pro Fit® Ergo Vertical ワイヤレストラックボール ホワイト」(Kensington)と「RAZER DEATHADDER V2 X HYPERSPEED」(RAZER)のマウス2機種です。今年はオフィスワーク・デビューした年でもあり、「なんかいい環境で仕事したいな」と思うことが多かったです。その中で、仕事中は長い時間マウスを触ること、そしてPCにUSB端子がほとんどないことから、ワイヤレスのマウスを導入する機運が高まっていました。
私がマウスを選ぶ基準は以下の2つです。

  • 手に優しい

  • サイドボタンがあること

私自身リウマチ持ちなので、手が動かしにくい時にも使いやすいマウスをそばに置きたいというのと、使い慣れたサイドボタンでブラウザの「進む/戻る」をスムーズにやりたい、というのが理由です。幾度も検索して条件に合うマウスを探し、ベクトルの異なる2つのマウスに出会いました。どちらも同じくらいお気に入りです。

Pro Fit® Ergo Vertical ワイヤレストラックボール ホワイト


マウスを傾けたような形の右半分が特徴的で美しい


生まれて初めて買ったトラックボールがこれになりました。特に朝方などに親指以外の指がギクシャクとしか動かない状況(注:リウマチの典型的な症状の一つです)が頻発するため、見つけてすぐ購入しました。
親指でボールを転がしてカーソルを動かすというトラックボールならではの操作がものすごく気持ちが良いので、基本的な文書作成はこれを使って行なっています。特にPowerPointとの相性がとても良く、これ無くしてはPowerPointを触りたくないほどです。

ボタンが少し変な配置になっていて若干押しにくいものの、一応5ボタンマウスとして使えます。大きな操作がとても得意な代わり、ちまちまと細かいところをクリックし続ける「目押し」の操作が少し苦手な印象です。しかし、苦手があるならそれが得意なもので穴埋めすれば良いのです。

そこで導入したのがこのマウスです。

RAZER DEATHADDER V2 X HYPERSPEED


光らないので大変シンプルな外観


RAZERといえば黄緑と黒のブランドカラーを持つゲーミングギアブランドですが、節電を目的に「光らないワイヤレスマウス」も出しています。それがこのモデルです。Amazonのセールで時々5,000円を切るようで、その際に購入しました。
なんといっても動作の切れ味が高く、「社内システムの中の小さなボタンをクリックし続ける」というような単純作業に非常に向いています。さすがはゲーミングマウス、ボタンに対してのエイミングのしやすさが半端ないです。

上面全体を外すと電池ボックスと無線アダプタが現れる

電池は単3電池か単4電池のいずれか1本。電池の選択で重量を調整できるという仕掛けです。一般用途としては、どちらかの電池の在庫が無くなっていてももう一方を使えるので、そういう意味でも懐が深い仕様だなと思っています。


RAZERらしいフォルム、軽いタッチだが安っぽくない

私が好きなのはこの少し低い位置にある、大きくて軽いタッチのサイドボタン。ブラウザ操作が一瞬でできるのでとても助かっています。いや、本当にこういうボタン無くしてブラウザ操作はできないでしょ……。

また、この機種は左ボタンの角に2つ、DPI変更のためのボタンがついています。
ゲーミング用途ではどう考えても誤爆不可避な位置ですが、ブラウザ、あるいは大きなExcelシートを操作する上ではなかなかいい位置です。ゲーミングよりオフィス向けなのでは?と個人的には思っています。

なお、本体は見た目よりつるっとしています。DEATHADDERシリーズ向けのグリップシールが色々なメーカーから出ているので、それを貼るのも一興ですね。

現在はこの2台を行き来しながら日々を凌いでいます。いつか一台でいい究極のマウスに出会うのかもしれませんが、今も十分楽しいです。

② 「safe care®︎ リフレッシングオイル」

インドネシアの知恵が光る「塗るアロマオイル」

お次に紹介しますのは「safe care®︎ リフレッシングオイル」です。Amazonでロールオンタイプの香水を探しているうちに出会った、インドネシア生まれの「塗るアロマオイル」です。


容器はガラス製、なんかおしゃれ

ユーカリ、レモンなどで気分スッキリ

あくまでもアロマオイルなので香水ほど香りが続くわけではありませんが、「リフレッシング」とあるように、ユーカリやレモンを中心とし、さらにペパーミントなどがブレンドされたスーッとする香りをしばらく楽しむことができ、気分をスッキリさせてくれます。オイル自体にメントールが入っているので、私はこめかみや頬、鼻の近くに塗るのが好きです。
似たような塗るアロマオイルは様々ありますが、こちらの商品はAmazonで1本715円と圧倒的に廉価で試しやすいのも良いところです。ただ、この香り、言ってしまえば「芸達者な香りになったヴェポラップ」のようなものなので、あの香り、特にユーカリの香りが苦手な方にはどうしても向かないでしょう。
また、値段が値段なので仕方がないのかもしれませんが、少しスクリュー蓋の周辺の出来が心許ないです。ふとした時に漏れてしまいそうな気がするので、私は小さなジップロックに入れて携帯しています。追加の出費にはなりますが、百均で買えるので利用することをお勧めします。

おまけ:ユーカオイル


このシリーズにはあと2種類あり、そのうちユーカリ分が強めのユーカオイル」も購入してみました。こちらはシンプルにユーカリマシマシ。若干バランス崩壊を起こしている気もしますが、爽やかさを強めに欲しい方に良い選択肢かもしれません。お値段は同じ715円です。

③「HELIKON-TEX EDCバックパック」


3つ目に挙げるのは、ミリタリーな雰囲気のバックパック「HELIKON-TEX EDCバックパック」です。
HELIKON-TEX(ヘリコンテックス)という、ポーランドで軍用からアウトドアまで幅広い装備を手掛けるメーカーの製品で、”EDC”は”Every-Day Carry”(=毎日のお出かけ)という意味です。要は、HELIKON-TEX流の「普段使い用バックパック」がこのモデルです。

ウェビングたっぷりの普段着ザック


フロント部のウェビング


側面のウェビング。反対側もそう

目を引くのがウェビングの多さ。ウェビングというのは、アメリカ軍などで採用されている「MOLLE/PALSシステム」という拡張規格において、装備本体にコンポーネント(モノを入れる場所)を取り付ける土台のことです。ナイロンテープが等間隔に縫い止められていて、MOLLE/PALSシステム対応のものなら面積の許す限りなんでも取り付け放題になっています。使う人が自由にカスタマイズを楽しめるように、最初の状態ではコンポーネントはメインとサブ(内側がマジックテープ対応)の2つだけという男気溢れる仕様です。ポケットは一切ついていません。ポケットが欲しければ好きなものを買って取り付けろということです。

別売りのポケットユニットを取り付けた例
ペン挿しが恋しいことに気づいてしまったのでペン挿しユニットをすぐ買い足しました

メインの内側の背中側にポケット的なものが一応ついていますが、これはハイドレーションのパックを入れるためのものなので厚みのないものしか入りません。マスクなどは入りますが、それくらいです。また、ここを見ると背中に一本金属製の骨が通っているのが見えます。このバックパックの異様さ、独特さを見ることができる部分です。

さらに私が好きなのは、ベルトの処理です。
バックパックを使っていて、よくベルトがゆるゆるに引っ張り出されてしまうことはありませんか。私はしょっちゅうでした。しかしこのバックパックではそれが起こりにくいよう対策がされています。このバックパックにはショルダーベルト、チェストベルト、ヒップベルトがついているのですが、それぞれ余りの部分をバンドでまとめてあるのです。丁寧!

現代社会に繰り出すツワモノたちのための丁寧な相棒

このバックパックを使っていて、ミリタリー的な武骨さがあるかと思えばこのような丁寧さ、またこの部分だけでなく全体的なデザインにおいても口の開き具合などに上品さを感じます。
カラーリングは黒、セージグリーン、コヨーテブラウン、カーキ。思いっきりミリタリーなカラーリングですが、意外とどの色も落ち着いていて悪くないです。なお、生産ロットによってデザインが細かく変化しているようなので、購入の際はそこだけお気をつけください。

具体的にはこのブランドロゴが刺繍されてたりされてなかったりする


大変マイナーなメーカーのマイナーな製品ですがおすすめです。興味のある方は探してみてください。
アメ横に店舗があり、通販もあるミリタリーの老舗、中田商店を起点としたミリタリー系のお店で取り扱いがあるようです。

④見た目はともかく万人に便利!スポーツボトル「象印 SD-HA10」


今年私のQOLを一番上げてくれたモノが、スポーツボトル「象印 SD-HA10」です。
1リットル入りの保冷専用の水筒で、薬の副作用であっという間にカピカピになる私の口にとっての貴重なオアシスです。

底の補強だけでなく、ボトルの胴部分にもプラスチックの「アーマー」がついています(どちらも取り外し不可)。
個人的には、胴部分のアーマーの、ベルトがクロスしたようなデザインがとても好きです。このデザイン部分はただのプラスチックとプリントでできていますが、このデザインの両端から実際のナイロンストラップが生える仕様なのでかなりカッコいいです。

このボトルにはたくさんの良さがあると考えているのでいくつかに分けて紹介します。

1. 鞄に入れても底がベコベコにならない


今まで沢山の水筒を使ってきましたが、引退の原因が全て「底のパーツが変形し外れ危ない状態になった」というものでした。それはつまるところ、「底のパーツさえ大丈夫ならばまだ使えた」ということでもあります。そんなわけで、この「底ベッコベコ問題」をクリアできる水筒をずっと探していたのです。この水筒は底を硬いプラスチックで補強してあります。これは満点。

2. スポーツボトルにありがちな「服」が存在しない


保温マグではない「水筒」にはしばしば専用ポーチという「服」が付属しています。しかしあれ、見た目はいいのですが、素材に使われている合成皮革などが比較的すぐ劣化してボロボロになってしまう……そこがずっと気になっていました。このモデルには「服」が存在せず、本体に直接ベルト等を取り付ける仕様になっています。私は「服」が劣化するだけでもその水筒全体に使いにくさを感じる人間なので、この仕様は最高でした。

3. シームレスせんなので毎朝パッキンを装着したか確認する必要がない


象印の水筒の売りの一つが、パッキンがふたユニットと一体化している「シームレスせん」です。この商品も「シームレスせん」仕様になっています。私は今まで、「毎夜パッキンを外して洗い早朝にパッキンを確認しながらお茶を入れて蓋を閉める」、というシンプルな行動でも、特に早朝にきちんとパッキンが装着されているのか確認することを負担に思っていました。実際、漏れかけたこともあります。それを完全に解決できた点がとても好きです。
なお、パッキンを取り外せないということが衛生面で不安になる方もいらっしゃるかと思いますが、その場合は替えの栓ユニット(500円)を複数購入しておくことをお勧めします。



4. ベルトの装着が楽
2.でも触れました通り、この水筒は本体に直接ベルトを取り付ける仕様になっています。
ベルトを見ると両端がフックのようになっており、これを本体側の取り付け部に合わせて軽く引っ張ると装着できます。「カチッ!(下側)、カチッ!(上側)」の3秒で装着完了です。服を着せるより圧倒的に早い上、邪魔にならないので重宝しています。


取り扱い説明書ではショルダーストラップとハンドストラップの2通りの取り付け方が紹介されていますが、ハンドストラップ部分のパーツが共通なので、どちらの形態もしょっちゅう使いたい方はハンドストラップユニットをもう一つ買った方が現実的です。

なお、この商品を購入するにあたり、最後まで迷った競合商品がありました。サーモスの『サーモス 真空断熱ハードワークボトル(FHS-1000WK)』です。
この商品もまた底の補強が強固で、「服」がなく、ストラップが直付けです。そして、元から大人向けの製品として企画され、シンプルなデザインでした。しかし、値段や機能性を考えたとき、発売が後の象印の方が、いくらデザインがこんなでも使っていきやすいと判断しました。
幸いにも、今の仕事場はこういうものを使っている人が多いので、やんちゃなデザインでもそこまで浮きません。そういう要因もあって、購入してから毎日使っています。「1リットルの好きな飲み物をいつでもキンキンで飲み放題なのはとっても嬉しい!」……そんな楽しい気分で毎日1時間半の通勤を乗り越えています。ありがたいことです。

おわりに

そういうわけで、今年買ってよかったものについて4つ(厳密には5つ)振り返ってみました。
私にとって購入・使用遍歴というのは、どこの誰に参考になるのか全くわからない領域のことで、いらない人も多いのにそれでも活発に伝えようとしてしまうめちゃくちゃ楽しい趣味の話なのだろうと思います。そうでなかったら6,000字とか書かないでしょう。
改めて、Backspacekey.fmの皆様にはアドベントカレンダーという貴重なきっかけを用意していただきましたこと篤く御礼申し上げます。この企画がなければここの話はいつものように粉々になっていたでしょう。
また、このnoteと目を合わせたすべての方へ、ここまで目を通していただきましたこと感謝申し上げます。皆々様が来年も日々が楽しくなるような買い物ができますよう祈願してこの筆を置きます。ありがとうございました!

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