きのこたけのこ論争から正しさを考える
きのこたけのこ論争
きのこたけのこ論争。これは、「きのこの山」「たけのこの里」どちらが美味しいのかについて長年争われている論争のことを指す。チョコレートの含有量、スナックの比較、最近ではCT画像比較にてどちらが良いのかを比べる記事も見られたことは記憶に新しい。
ただ、結論としては(当たり前であるが)どちらが正しくてどちらが間違っているわけではない。持ち手が汚れないきのこの山が良い人もいるだろう。ちょっとスカスカなスナックが嫌な人もいるだろう。その時の気分や、誰と食べるかによっても異なるし、時期によっても異なるかもしれない。
フィルターバブル効果
それでも、きのこの山が好きな人は、きのこの山が好きな人のコミュニティと繋がることが多く、特にインターネットの世界においてはきのこの山が良いという情報が寄り集まってしまう。これをフィルターバブル効果という。
バンドワゴン効果
さらに、権威のある(と一般的には思われていることが多い)医師が声をあげたり、SNS特有の拡散を続けていくことによりバンドワゴン効果が働く。これは「多くの人が支持しているから自分も支持したい、周りと同じでいたいという心理」が作用して、支持者が多い様子を見ると同じ思いになってしまいやすい効果のこと。
その結果、やはり自分が正しくて、キノコのやまが最も素晴らしいという意見を正しいと考えてしまう。情報の偏りは、自分の思うように調整をしてしまい、客観的な批判的思考をすることができなくなってしまう。
コロナワクチンについても同様である。批判的思考ができない人。途中で「コロナワクチンは必要かもしれない」というふうに一瞬考えても、それを修正することはもはや不可能である。情報を自分の都合の良いふうに解釈をし、それが間違っていたとしても修正をしないしできない。自分にフォロワーが多ければ多いほど、自分の修正をすることは不可能であるし、それが正しいと疑う余地もない。
どちらが正義か
でも、きのこの山とたけのこの里は、どちらも美味しい。どちらかが劣っていることを証明することは不可能であり、悪魔の証明である。それであれば、できる限り客観的に情報を見つめながら適宜評価していかないといけないのではないか。
子宮頸がんワクチン
子宮頸がんのワクチンについても同様であり、怖いと思う人もいたり、接種をしないといけないという人もいる。
それぞれの考えや、不安、情報を収集し、客観的に批判的思考ができるようになっていないと、考えが偏ってしまう。考えの違う相手を否定し、時に罵倒し、より分断が起きてしまっている。100%正しい、はない。そういうことをなぜ理解できないのだろうか。
まとめ
きのこの山、たけのこの里。どちらも素晴らしいお菓子であり、どちらが正しいわけでもない。自分の考えの偏りによって、どちらかを否定するのではなく、どちらの考えも認められるようになるような人でありたい。
そういう私はたけのこ派で、家族はきのこ派。少数派です。
(ChatGPTに画像は作成してもらいました)
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