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こどもの命を守るための食物アレルギー対応(小学校の先生向け)

明日開催する予定の食物アレルギースライドをNoteでシェア。

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学校の先生方は忙しく、せっかちであることも多い(自社調べ)。そのため、終わりが分かっていても時間を伝えること、そしてAgendaで道筋をしっかり伝えます。

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Agenda順番以外のものをグレーアウトすると、自然にタイトルに視線が誘導されます。

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本来はアニメーションで、「死」の部分は後で出てきます。最初はまず、相手が「なぜ、今聞かないといけないことなのか」を理解してもらうための問いかけです。

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先に相手の思っていそうなことを伝え「それじゃダメなのよ、間に合わないから今回の会があるんですよ」ということを伝えます。

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調布市であった食物アレルギーが極めて早い時間で起きてしまったことにも触れ、現実に起こりうることを説明をします。このケースだけでも1時間以上話せるのですが、時間がないので課題提起のみ行います。

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最近アレルギーが極端に増えていること、多くの方が感じていらっしゃいますよね。

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アナフィラキシー自体も、200人に1人以上の確率で有病率があります。以前分からなかった子も、わかるようになってきたこともあるのでしょう。

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皮膚の症状がない場合も、アナフィラキシーの場合があります。上記2つ以上を満たせば診断となります。

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鹿児島県のアレルギー対応マニュアルを参考です。
これは先生方が手持ちで持っていらっしゃるので、こちらで作りかえずそのまま引用しました。

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エピペンエピペンって出てくるけど、なんなのそのエピペンって?

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ついつい「エピペンとは、アドレナリンを用いたアナフィラキシーが起きた時に使用される専用の・・・」などの文章をスライドに作りがちです。でも、出来るだけ文字を使用せず、流れを説明する様にすればシンプルになります。

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そんなエピペン、学校でアナフィラキシーが起きても、先生方が使うのが頻度がかなり少ないんですって。 家族が来てから使用されたり、救急車を呼んで初めて使ったりしています。ー本来は早く使用しないといけないのに。なぜ、先生方はためらうのでしょう。

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という、先生方の気持ちを推測しスライドにしました。ここに対しては口頭で答えます。打ったら罪に問われることはありません。エピペン注射に関しては医師や看護師などの医療者でなくても可能です。逆に、打つべき時に打たない場合の方が罪に問われる可能性があります。

また、使わずに良くなってくれないか、と願う思いは「正常性バイアス」ですね。

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エピペンの有効率はとても高い上に、有害事象の報告は少ないのです。また、学校での使用において有害事象にて亡くなったという報告は見つけられませんでした。
というわけで、使うかどうか、迷ったら打つ。これが正しいと思います。

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エピペンを接種後の方針。このスライドはガイドブックからの引用をしましたが、画像のテイストが変わってしまうのがとても残念です。

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エピペントレーナーという練習キットを用いて練習をする予定です。

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最後のまとめ。
スライドはデータで先生方へシェアしつつ、最後のまとめでは次のアクションに繋がるように話す予定です。

今回は「マニュアルに沿って話をしてほしい」と先生方からの要望でした。でも最初からマニュアルを見て話をしても「自分ごと」として認識をしてもらわない限り、先生方の頭の中に入っていかないはず。

だからこそ、スライド構成を「課題提起」からはじめ、本題に入り、実習を行ったり問いかけをしたりしながらの45分を予定しました。そして、最後は良い話を聞いた、で終わらせないために、次に先生方が行うべきアクションを提案し終了するつもりです。

明日プレゼンうまくいくといいな。


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