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『ポケットモンスターバイオレット』をプレイしました

投稿に時間がかかってしまったが、12月初旬『ポケットモンスターバイオレット』をエンディングまでやり切った。
 
オープンワールドで広大なパルデア地方を自由に冒険できることがすごく楽しかったし、学園行事を通してキャラクターと関わり、"宝物”を見つけていくストーリーに何度も胸を打たれた。クリアした後も、図鑑を埋めるためにポケモンを育成したり色違いを探したり、夢特性持ちのポケモンを求めてレイドを周回したり……とまだまだゲームを楽しんでいる。
 
 
 
私がポケモンのゲームを購入するのは「アルファサファイア」「シャイニングパール」以来3回目になるのだが、実は最後までストーリーを進めてエンディングを見たのは今作が初めてだ。
 
親の教育方針で子供の頃はゲーム機器を買って貰えなかったため、「ポケモンのゲーム」を初めて手に取ったのは社会人になってからだ。初購入のゲームソフトとしてポケモンを選んだのは、幼い頃の友人達の会話に憧れを抱いていたことが大きく影響していると思う。
 
小学生時代、ポケモンパンのデコキャラシールが大流行し、友人達の水筒がポケモンシールで埋め尽くされている時期があった。いわゆる「ポリゴンショック」以降、我が家ではポケモンにまつわる諸々が敬遠されてしまいポケモンに触れる機会はほとんどなくなっていたが、シールだったり、ゲームだったり、カードだったり……「ポケモン」は友人といると度々話題になる。しかし自分はその会話に入ることができず、楽しそうに語る友人達の話を静かに聞きながらずっと羨望の念を抱いていた。
 
 
 
そういった思い出があり、社会人になって初めて購入するゲームにポケモンを選んだ。ちなみに最初に選んだ冒険の相棒はキモリである。
 
ゲーム素人、ポケモン初心者の私がたどたどしく「アルファサファイア」をプレイしてみた感想は「意外と自由度低いんだな……」だった。少々道草をくおうものならすぐポケモンとエンカウントしてバトルが始まってしまうし、ストーリに沿って決められたルートを進んでいかなくてはいけない。ストーリーをクリアするまでは出会えるポケモンも限られている……。
 
 
好きなポケモンを捕まえてのんびり旅をしたいという軽い気持ちで始めたのだが、かなりしっかりとストーリーが作り込まれていることに驚いた。そして早くポケモンを捕まえたいという思いが先走り、新しいキャラが登場してもAボタンを連打してセリフを読み飛ばしていた私は、早々に何をしなければいけないのか分からなくなりゲームを進められなくなってしまった。
 
その反省を活かし、シャイニングパールではセリフをしっかりと読み込んでゲームを進めていたのだが…...。チャンピオンのシロナに何度勝負を挑んでも勝つことができず、放置しているうちにストーリーを忘れてしまった……。
 
 
 
それでも懲りずに今作を購入したのは、YouTubeで見たプロモーション映像に強く惹かれたからである。広大な大地をライドポケモンに乗って自由に駆けている映像に冒険欲が燻ぶられた。
 
クワッスを相棒に選び、いざプレイしてみるとその自由度の高さに驚いた。序盤からいろんなポケモンと出会えるし、レベル差に苦労するリスクはあるものの、ストーリーの流れを気にすることなく美しい景色を堪能しながら本当に好きなルートで冒険が出来る。
 
私はひとしきりパルデア地方を走り回り満足してからストーリーを進め始めたのだが、たくさん寄り道をしたことでポケモン達のレベルがいい感じに上がり、サクサクストーリーをクリアすることができた。正直苦手要素であったストーリー攻略がストレスにならなかったのも今作にどっぷりとハマった要因だと思う。(私はタイプ相性やバフ技、デバフ技を考慮しながらのポケモンバトルが苦手で、ひたすら攻撃力の高い技を連発する脳筋トレーナーなのである)
 
序盤から出会えるポケモンの数が多いし、不要なエンカウントは回避出来る。広大なパルデアの土地はクリア後の今もなお「こんな場所もあったのか……!」と新しい発見があるので、探索し尽くすにはまだまだ時間がかかりそうだ。
 
 
元々、月に1度は必ず遠出をすると決めていた程旅行好きだったのだが、コロナ禍になって仕事柄不要不急の外出は控えていた。さすがに3年も続けるとこの生活が普通になってしまっていたけれど……制限のない冒険がこんなにも楽しいとは!
 
「ポケットモンスターバイオレット」はコロナ流行以降忘れてしまっていた知らない土地を訪れるワクワク感を久し振りに思い出した良いゲームだった。ゲームを通していろんな“宝物”があることにも気付けたことだし、私にとっての“宝物”は何か、ゆっくり考えてみたいなと思った。
 
 
 
とにかく、今作のポケモンはいろいろな面で満足度の高い神ゲーだと私は感じた。閉鎖的な日常に息苦しさを感じている人は時間に余裕がある時に是非プレイしてみて欲しい。
 

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