雑記 2023/12/02 最近やったゲーム
文学フリマが終わって、今日は別のフリマに参加して、ぼーっとしているとどんどん時間が過ぎていく。
ぜんぜん寒くならない、と言っていたら不意を突いて冬の気温に切りかわって、色んな人が体調を崩して、外で肌に当たる気温が年の瀬、のムードを醸し出している。いや、自分が勝手に年の瀬を思いだしている。
あの年の瀬、この年の瀬、その年の瀬。
あなたは、どの年の瀬?
すぐ忘れるので、さいきん見たフィクションをメモメモ。
『HENTAI PARTY』 (ニンテンドースイッチ)
へ、へ、ヘンタイパーティーて!
という淡い期待など、小生は、全くもって抱いていないということは火を見るより明らかなのでありますが、ニンテンドースイッチの倫理規定ももしやあらずんば、と数多の敗戦の記憶も宇宙の塵と流しつつ、はてポチッとな。と魅惑に抗えぬ小生、御歳59の秋なのでした。
(※HENTAI とは海外の用語で、日本的なアニメ・マンガ絵のエッチなやつ、を指す言葉です。詳しいニュアンスは各自確認してください)
思わず風俗体験記調になってしまいますが、これまあ199円、93%OFFセールだったから傷は浅い。とはいえ
「シャレだよ、シャレでね」
と言うおじさんがたまにいるが、シャレだよ、と口に出す時点でガチに決まっている。そしておじさんは敗戦した。
ゲームは謎も謎で、始まるとまず主人公はある屋敷のプールサイドにおり、いなくなったにゃんこ探しをしなければいけないという。画面の、いかにもエロゲー的な一人称視点の風景に隠れた”にゃんこ(の体の一部)”をクリックする「かくれんぼゲーム」。
3回連続それを成功すると(ひとつ当てたらその景色のまま次のにゃんこ体部が隠れる……いや現れるので、バレバレ)、なななんと、にゃんこがKAWAII女子に化けて登場。
そして主人公は、リズムに合わせてボタンを押さなければならない「リズムゲーム」。
の二部構成である。
まず話の導入の文章もガタガタだし、にゃんこ探しは楽勝すぎるし、リズムゲーに移行する意味付けもないし、リズムゲーでポイントを取っていくとにゃんこの服がボワワン、と消えるのは小(学)生なら興奮したろう、それは間違いない、たとえAIが描いたと思しき絵でも
「BRAVO HENTAI PARTY!」
と叫んだはずだ。(水着止まり。為念)
が、リズムと合ってなくてただただ「目押し」させられるゲームであり、音楽はボタンを押そうが押すまいが全く変わらない、その代わりいいタイミングで押すと、いいタイミングだねって感じのキラキラSEが鳴り、音楽の邪魔をする。
曲はフルコーラス。
一曲終わったら、ナイスもお疲れ♡もリザルトはなく、すぐ二曲目。ボワワンされようと、リズムに合わない目押しに視線は釘付けで見てる暇もないままに、二曲目もフルコーラス・・・ではなく、アウトロとクロスフェードで三曲目に入る。なんだその演出は。
そうして三曲目が終わったら、プレイありがとうございました。でスタート画面に戻るのだった。
こちら、定価は3,295円なのだけど、(おそらく)ニンテンドーの良心により発売日から3週間くらいは93%OFFだったとのこと。
どこかの学生が作ったのか、なんだこれは?
クレジットはあるが、よくわからない。
・ゲームには「導入」があったほうがよい
・ゲームのお話とゲーム性(やること)は、つながっていたほうがよい
・リズムゲーは、リズムとリズム判定が合っていたほうがよい
・プレイヤーへのご褒美は、適宜与えたほうがよい
(お色気なり評価=リザルトなり)
・ゲームパートは、ほどよい集中時間で区切ったほうがよい
・アニメのOPや多くの歌番組がなぜあの尺で納めているのか、考えたほうがよい
・アニメ絵のお色気で釣ってその場限り儲けてトンズラは、やめたほうがよい
「いやいやいや……いーんだよ、いーの、だってシャレだからね。シャレで買ったんだからさあ……」
ただ、かつてのファミコン時代にあったような、クソゲー乱立、新興勢力が
「儲かりそうだぞ!急げ、急げ!」
と参入してくる感じ、の感じを、その磁場を、ニンテンドースイッチという覇権はまた生み出しているんだなあ。
ということは、嬉しくなってしまった。
いい時代ですね。
どこが。
プレイ動画を見たい方はこちらなど。
・・・というところで、いくつか感想を書こうと思ってたけど今日はここまでにします。
このクソゲーを経ての
『ウーマンコミュニケーション』 (Steam, DLsite)
が、いかに素晴らしかったか
いかに見事に「テレビゲーム」だったか、を力説したかったのに。
ここを連続させると、そんなんばっかやってる人になりますね。
※追記
「hentai」ソフト、めっちゃありました。