雑記20/07/28火 まだストリップ炎上のことを考えている、批判ツイートの概要まとめ
まだストリップのことを考えている。
大好きなストリップが、
大嫌い! と、知らない人に言われるようになったことについて。
まとめるための文章がまとまらないから、ここに途中を書く。
というか、『女の子のためのストリップ劇場入門』で調べてもたいして「炎上」ツイートが見つからなくて、やはりきっかけになったと思しき作者さんの「試し読み」ツイートがもう消えているから、そこへ向けられたリプも辿れないかー、もう、どんな批判傾向だったかは見れないのかー
と思っていたら、何のことはない「ストリップ」で検索すればじゃんじゃん出てくるのだった。
うっかりうっかり。
それで、「ストリップ」と文字列の入っているものはけっこう読めて(発端が7月20日の単行本発売のあたりだろうから、さかのぼるのはそのへんまで)、なんとなくの批判の意見が見えてきたような。
まず一番にあるのは、
・ストリップは、風俗業であり、性産業であり、それは性的搾取である。女性を搾取するものを礼賛するなんてありえない
というもの。これは要約です。このような意見。
それを詳細に語った人の言葉には、
・女性の身体を「性的な」「モノ」に貶める目線を容認するな。ヒトをモノ化するな
・感動であれなんであれ、ストリップに通うことは性搾取の構造を強化する(産業が潤ってしまう)ので悪。働き続けることも悪
・踊り子さんはストリップを好きでやっている、だなんて、それは営業用の顔なんだから言うのは当たり前
・ストリップは女性に本番行為をさせたり、浣腸や、獣姦や、スカトロを強要しているおそろしいもの
(※注:この人はWikipediaの「ストリップ」を見て、過去のストリップの種類をスクショして沢山貼りつけていた。解説すると、すべてだいたい30年以上は前の話で、今回の本で言及している「ストリップ」とは、言葉の指し示してる範囲が全然違います)
・作者は銭湯で女性の身体をジロジロ見ていたと書いている。これはサイテーだろ。謝れ
・作者はストリップで「感動した」というが、それはミソジニー(女性嫌悪)のオスにすり寄ってそのなかでチヤホヤされたい自己承認欲求の歪な表れである、
あるいは、これまで自身の女性性を貶められてきたことからの反発で、逆に見返す主体になったことに満足を感じている、
または、防衛本能として「感動だ」と自分に嘘をついている、
・・・・・・
というところまで突っ込んでいった。
主義主張よりも、相手を貶めたいという思いが伝わってくる、そちら側に雄弁な言葉たち。
そもそもどんな人でもたいてい、
「○○は××だから嫌」
というとき、はじめに
「○○は 嫌」
があって、
つまり理屈というのは感情を説明するために言っているだけで、感情が理屈のせいで生まれたわけではない。
そこで「××」の部分を考えるときに、自分の心を掘ってみるのか、それとも、言葉を発する場に受け入れられやすい理屈を探してみるだけなのか、
それはその人の生き方だけれど。
でもこの、当人が言っていることすら「それは嘘。自分をだましている」という旨で否定してくるのは、
それは、性的搾取がどうとか、主義とか思想とかではなくて、
人として、言っちゃいけないふつうの倫理違反だと思います。
だめよ。
そういう、マナーのなってないものを取り除いていくと、
のこるのは
・ストリップが女性の身体を鑑賞するもの、女体に金銭的価値をつけるものであるのは、女性への搾取である
というところか。
搾取、っていうのはもう概念上のことだから、なにをどうすればよいのか。
というか、なにについてどう言われているのか、おれ、わかってないんだよな。
いまのストリップの、あのステージ、あの踊り子さんと観客の関係性、スタッフさん、劇場との関係性を見て、搾取! と言われるのは、違和感がある。
違和感。それがある。
搾取という言葉に、もっとたくさんのもの、負債を、のっけられている感じもある。言葉の、ニュアンスとして、感情の肩の入れ方として・・・
見ていないし、見たくもないといわれると、そこから先はどうしたらよいやら。
つづく
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