【通訳案内士の静岡観光】Stone-wall strawberries 石垣いちご
(The English descriptions are below.)
「1月5日はいちごの日!」と思いきや、実は1月15日のようです(いいいちごというゴロで)。ただ、15日になると忘れてしまいそうなので、本日はいちごについて書きたいと思います。
静岡はいちごの産地としても有名です(収穫量は全国で四位)。久能山東照宮から海岸線を見ると、いちご農家のビニルハウスがずらっと並んでいるのが見えます。山の傾斜と石垣を使った「石垣いちご」というものが栽培されています。いちごの飴やいちごジャムなど、いちごに関係したお土産も多くあります。
いちごの収穫時期は1月から5月(1~5月なのでいちごという説もありますが…、諸説あり。)で、石垣いちごも旬の時期(2月頃)はいちご狩りをする人でにぎわいます。(ただし、背反もあり。静岡方面から久能方面に行く国道150号は、いちご狩りの為によく渋滞します。)
実際に通訳案内で使ったものなので、現地にいる感じで見て頂ければありがたいです。
Stone-wall strawberries 石垣いちご
From here (Mt.Kuno), you can see many greenhouses along the coastline. Farmers grow strawberries there. It is said that strawberry farming in Japan had started at first in this Kuno area.
At the beginning of Meiji era (it is around 1900), the priest of Kuno-zan-Toshogu shrine had handed strawberry seedlings to the farmer called Tsunekichi Kawashima. After trial and error, he came up with an interesting farming method called Ishigaki-ichigo by using stone walls (Ishigaki means stone walls and ichigo means strawberries). That method is still handed over in Kuno area.
So, here is a question which related to stone-wall strawberries.
Why are these strawberries planted on the stone walls?
①Because it can prevent harmful insects
②Because it has good drainage
③Because it can increase the temperature
久能山から、海岸線に多くのビニルハウスを見ることができます。いちごが栽培されているのですが、日本のいちご栽培は静岡から始まったと言われています。
明治初期、久能山東照宮の宮司が川島常吉さんという人に苗を渡し、常吉さんは試行錯誤の末“石垣いちご”というユニークな栽培方法を確立しました。この方法は今でも久能地域で引き継がれています。
さて、ここで問題です。なぜ、石垣にいちごが植えられたのでしょうか?(三択問題です。)
①害虫を寄せ付けないから
②水はけが良いから
③温度を上げることが可能だから
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Strawberries can be grown at warming areas. The reflection heat from the stone wall can make strawberries sweet. In Shizuoka, Akihime and Benihoppe are famous strawberry brands. You can also find Kanamihime in Kuno area, which is an extremely sweet strawberry brand. If you have a chance, please try it. (Answer:③)
いちごは暖かい場所で育ちます。石垣からの輻射熱がいちごを甘くします(という事で正解は③)。静岡では章姫や紅ほっぺが有名なブランドですが、ここ久能ではかなみひめというブランドも栽培されており、とても甘いです。
機会があったら是非トライしてみてください。