【通訳案内士】全国通訳案内士二次試験(その①)
通訳案内士試験の二次試験(2019年12月8日)が来週に迫っているようです。去年(2018年度)の受験レポートです。皆様の一助になれば、幸いです。
試験官は50代くらいのおばちゃんと、40代くらいのネイティブ(男性)でした。(ネイティブの人が結構ごついピアスを耳にしていて「あ、国家試験でもこういう人が試験官するんだ…。」と思ってしまいました。)
プレゼンが最初でした。お題は三つあったのですが、「知床半島」とあと日本文化系のものが二つ(正直覚えていません)。最初から知床半島に狙い撃ちし、残りの時間でスピーチを考えました。
I would like to talk about Shiretoko peninsula.
It is located in the north east of Hokkaido prefecture and it is registered as a world natural heritage site.
知床半島について話したいと思います。
知床半島は北海道の北東部に位置しており、世界自然遺産に登録されています。
In winter, tourists can see floating ice in the ocean.
There are some sightseeing boat tours and people can stand on the ice or do scuba diving with dry suits.
冬になると流氷を見ることができます。
船で流氷ツアーに参加することができ、氷の上に立ったり、ドライスーツを着てスキューバダイビングをすることもできます。
This floating ice contributes to the diversity of sea creatures and animals.
The ocean current which caused by ice circulate the sea water and it increase planktons.
Various fishes make migrations to eat them and many marine mammals also come
この流氷が、知床の海の生物の多様性に貢献しています。
流氷によって海水が循環され、プランクトンが繁殖し、それを餌とする魚が回遊してきます。
さらにその魚を餌とする海生哺乳類も知床に多くやってきます
Please enjoy beautiful sceneries and good seafood when you visit Hokkaido.
北海道観光の際は、是非美しい景色と美味しい海産を楽しんでください。(たどたどしく英語を話したので、ここらへんでそろそろ時間かな、と思い、ここで締めました。)
かなり短くて内容も浅かったのですが、プレゼンが終わってから、ネイティブの試験官が「Interesting!」と言っていたので、つかみはOKかな…。とちょっと安心しました。
その後は質問タイム。(日本語で失礼します。)
ネイティブ:「知床は自然が豊かと聞いたが、どうなんですか?」
僕:「湿原とかがあって、さっきは海の話をしましたが、陸も生物が色々います。(完全に釧路湿原と混同していたが、とにかく回答。)」
ネイティブ:「ハイキングしたいんだけど、できる?」
僕:「できると思います。自然豊かなので結構楽しめると思いますよ。(全然情報無し。浅い。)」
ネイティブ:「知床にに泊まるところある?」
僕:「世界遺産は自然を保護しなくちゃいけないので、知床にはないかもしれない。でもちょっと離れれば町があって、そこに泊まれると思うよ。(自然遺産保護の知識はあったが、近くの宿とか全然知らない。)」
ネイティブ:「知床に行くにはどうやって行けばいい?」
僕:「飛行機か電車です。最近は北海道新幹線というのができて、電車で行くのもいいかもしれない。海外の人にはジャパンレールパスというのがあるから、それを使うといいかもしれない。(ちょっとジャパンレールパスの情報をいれたが、知床まで電車で行く?というツッコミがあると思います。)」
ネイティブ:「ジャパンレールパスって安いの?」
僕:「七日間、新幹線も含めてJR使いたい放題で、三万円ぐらいです。お得です。(観光の試験だけあって、ジャパンレールパスを知っておくとプラスになります。)」
その後も二、三、質問があって、おそらくネイティブの人はプレゼンの情報の無さを質問でフォローしてくれようとしたのかなと思ったのですが、うまく答えられなかった感じがします。
(後半へ続く)