みそまん図鑑 No.16 焼津市 鈴木菓子舗さん
アラフォー夫婦による一から学ぶ和菓子、みそまんシリーズNo.16。
鈴木さんは、海岸より500m程、大井川焼津藤枝スマートICより車で15分程の場所にあります。
鈴木さんは、和洋両方のお菓子を作ってらっしゃいます。鈴木さんの公式のサイトの情報ではありますが、元々は四代続いた醬油屋さんだったようです。五代目のお父様が新宿中村屋さんで修行され、その後、島田の龍月堂さんで修行された後に、この鈴木菓子舗を創業されたようです。
稲荷タイプのみそまんを作っていらっしゃるのは、なるほど、みそまんでも有名な龍月堂さんでのご経験ゆえなのでしょうか。
鈴木さんは、お菓子の材料にもとてもこだわっているようです。今回のみそまんにも、皮に大井川の醬油「うめえぞこれはしょうゆ」を使い、中の白あんは北海道産の白手亡(しろてぼう:豆の種類)を使われているそうです。
鈴木さんのみそまんの形は特に特徴的です。焼津のみそまんは船を模した形に作っているお店屋さんが何軒かありますが、鈴木さんのみそまんは特に“船感”を感じられる形となっています。また、成形時の指跡がしっかりと見て取れる所も、手作りの温かみを感じますよね。
皮の厚さは薄い所と厚い所のムラがあり、中の白あんはホロっと崩れる程の硬さがあります。
感想は人それぞれだと思いますが、奥さんと二人で食べてみて、鈴木さんのみそまんの特徴をまとめてみました。
<まとめ>
鈴木さんのみそまんの特徴は、皮と白あんの風味の良さと味わい深さです。特に小麦の香りの良さは際立っている気がします。
甘じょっぱさも緩やかなコントラストで、じっくり、ゆっくりと味わって食べたい、そんなみそまんです。お茶と一緒にリラックスしながら、穏やかな時間を過ごしたい時の甘味に最適ではないでしょうか。今回も大変美味しくいただきました。(続く)