みそまんコラム No.3 「吉田町のみそまんの味付け濃い説~大井川縦断ベルトの旅~」
アラフォー夫婦による一から学ぶ和菓子、みそまんシリーズ。
今回は、前回のコラムNo.2の続きです。
【目次】
①検証「吉田町近辺のみそまんの味付け濃い説」
②結果:無くもない…
③地域別、みそまん傾向類似説の難航
④結論:やっぱり十人十色~!
① 前回の検証で、地域ごとにみそまんの特徴が類似していそうであるという結果を得ました。それを元に、僕たち夫婦二人ともが気に入った「たけうち」さんのみそまんのような、“甘じょっぱさのコントラストが激しく且つ抜群なバランス”のみそまんを求めて、大井川沿いを縦断する旅に出ました。(旅と言っても、車で1時間ほどで回れる距離ですが…)
和洋菓子処たけうちさん(吉田町)→ふくみつ菓子店さん(吉田町)→和菓子洋菓子の石間舗さん(吉田町)→八木和洋菓子店さん(島田市※八木さんのみ島田市ですが、吉田町近辺ということで、含めさせて頂きました。)の順でお店を回り、4店舗のみそまんを食べ比べ、評価を数値化してみました。
②味の濃さ(甘じょっぱさのコントラストがはっきりしている)を見るため、「塩味」と「甘味」の評価値を抜き出してみました。下のグラフを見て下さい。
確かに、味が濃いと言えなくもないです。たけうちさんだけ評価が突出している為、たけうちさんを除いたデータを、焼津(横断ルート)の3店舗の平均値とも比較してみました。
確かに焼津よりは吉田町近辺の方が、「塩味」も「甘味」も強いですが、若干でしかなかったのです。
③ 気持ち的には、地域ごとの類似性を見出して、地域ごとの特徴を捉えることが出来るかなと考えていました。そして皆さんに、こういう味わいが好きな方はここら辺の地域のみそまんがオススメです!などと書きたかったわけですが、やはりそう甘くなかった…
お店屋さんごとに、本当にこだわりを持っていらっしゃり、そのお店ごとの特徴があります。ほんと、お店の数だけ味わいがあるのですね~。
④ 僕たちの好みも人それぞれですので、やっぱり一店一店足を運んで、自分の好みのものに出会える瞬間を楽しみに探索に行くのが一番ですよね。
これからも、みそまんを探索し、皆さんに静岡のみそまんを紹介していけたらと思います。(続く)