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お葬式ってどうなのよ②

こんにちは。浜松葬儀【公式】ブログ担当のスピースです。

前回のブログでは、お葬式ってどうなのよ①として、遠州地方において行われているお葬式の流れについて解説してみました。流れに関しては、葬儀会社が違っても大きく変わることは無いと思います。
今回は、そのお葬式の費用に関してお話ししたいと思います。


お葬式の費用とは?

お葬式の費用と一口に申し上げても、明細に関しては多岐に渡ります。ではどのようなものがあるかを説明していきたいと思います。
浜松葬儀見積もりシミュレーション
弊社の見積もりシミュレーションはかなり高精度な見積もりが行えます。一見安そうに見せて集客するための物とは大違いですよ

葬儀場の利用料金

今では、98%ほどのお葬式が葬儀場で営まれています。初回のブログでも書いた通り、昭和の時代では90%以上が自宅で営まれていました。当然、公営・民営問わず葬儀場の利用料金が発生いたします。30年前の葬式より高くなったよね・・・というようなお言葉をいただくこともありますが、少なくともこの部分だけでも高くはなりますもんね。。。

葬儀祭壇

白木と生花を組み合わせた祭壇
生花祭壇(作業中)

これは、仏式や神式などの各種宗旨宗派に合わせた祭壇を指します。弊社はこの料金で人件費や消耗品代、備品などを賄う料金設定をしています。逆に言うと、工賃や作業代、人件費などの請求項目は特別な事情がない限りありません。それ以外に、そのお宅や故人様の祀り方として内外に発信するためにも重要なものでもあります。「祭壇なんてなくてもね~」という方もいらっしゃいますが、ケースバイケースで正しい判断の場合もあるし、良くない判断の場合もあります。この辺りは、葬祭ディレクターと相談してみる方が良いと思います。中には「サービス料」や「奉仕料」などと称して、総額に対して○%課金する業者もあるようですが、弊社はありません・・・

葬儀必要品

細かな部分にはなりますが、
・霊柩車や送迎バス
・遺影写真
・御棺
・骨壺
・助六や親族接待用茶菓子など斎場での必要品
・祭壇供物(献示物)や霊供膳
・その他オプション品
等が該当します。
葬儀会社によってはパック料金と称して、上記の物はセットの価格をうたっている場合もあります。

香典返し

はまそうオリジナル「まいにちのフェイスタオル」

遠州地方では、香典をいただいた場合、香典1つに対して決まった香典返しをお返しするのが慣例です。そして、葬儀終了後に香典を整理し、金額に応じた返礼をしていくのです。静岡県中部地方では「即返し」といって、いただいた香典の金額をその場で確かめ、金額に応じたお返しを行うというところもあります。これは、地域による風習の違いがありますね。
いずれにしても、参列する人数を想定し、香典返しの注文を行います。性質上、確実な数字が判るわけないので、余ったら引き取り出来るシステムがほとんどだと思います。弊社は等価で引き取りますので、会葬礼状代金以外のロスは無いようになっています。

引出物

引出物や精進落とし料理(見積もりシミュレーションより)

参列してもらった親族へのお礼の品です。1件に1個付けるのが慣例です。昔は7種類の物を用意し、風呂敷でつつみ手渡していたものが、5種類に減り、現在では3種類か1種類でお渡しするケースが多くなりました。親族以外にも、司式者や隣保(近所の手伝いの人)さんにもお渡しします。

精進落とし料理

通夜~本葬~三日目と行い最後の式次第が精進落としです。この時にふるまうお料理のことを指します。詳細は、前回のブログをご覧ください。
このお料理は、意味合いから肉料理や刺身などの魚料理などが入った少し豪華なものがふるまわれます。お葬式における飲食は、単なる贅沢などではなく大切な意味合いがあるんです。

通夜料理

お通夜の晩に集まってくれた、親戚や縁者の皆様にお出しする料理です。昔は、各お宅で用意していましたが、式場でのお葬式が多くなった昨今では、葬儀会社でお弁当やオードブル等を用意することが多くなりました。遠州地方では、関東地方の通夜振る舞いとは違い、一般の方にはお出ししません。

合計金額は必要なもの×人数や規模

お葬式に必要なものがリストアップされましたね。お葬式の金額を出すには、何人親族がいて、何人親戚がいて、一般参列者が何人くらい来るか?によって変わっていきます。ですよね。弊社見積もりシミュレーションの最初にも入力項目としてあります。
よく、お葬式の見積もりを依頼される場合に一番困るのがこれなんです。参加人数の把握している方はほとんどいませんので・・・

まとめ

お葬式の費用は判りにくい!って言われますが、携わっている者から言わせていただくと仕方ないんですよ~ってなる。
よく、一口に
・ウチはいくらだった!
・前回の葬式はいくらだった
・あそこは高い~または安い
言われることもあります。
しかし、そのお宅の状況によるものなので一概に比較はできない物なのです。親戚が10名のお宅と40名のお宅の葬儀費用では1.4倍は違ってきますからね。。。。

次回のブログでは、なぜそのお宅は、1.4倍もする葬儀費用の支払いに困らないか?に関わることをお話ししたいと思います。

ではでは

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