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2025Season #1 -Avispa Fukuoka vs Kashiwa Reysol Part1-

こんにちは。

濵田祐太郎です。

今回は福岡vs柏の分析についてです。

新監督が就任したチーム同士の対戦です。

どのような展開だったのか見ていきます。


●基本情報




●福岡Attack vs 柏Defense

◯4バックの福岡

 福岡は4-2-1-3で攻撃を行う。両WGが最終ラインをロックし、SBはCBをサポートする。

 昨シーズンと変わらず、1番の狙いはCFウェリントン選手である。背後というよりも、ウェリントン選手が競り合うことができるボールをGKとCBから配球する。その2ndボールをSTとVOが素早く回収してゴールに迫るのだ。

◯3バックの柏

 一方、柏は3-4-3で守備をする。

 福岡の4バックに対してCFがVOを管理して、WGがCBへジャンプする。GKを使われるとそのまま2度追いをする。WGに連動してWBがSBへジャンプする。

◯WG起点

 この構造に対して、福岡はWBジャンプの背後、つまり大外のWGを起点に前進を図っていた。なぜなら3CBは大外のWGへのスライドが遅いからだ。

 ウェリントン選手への選択肢は常に持ちながら、CBは対角のWGへの展開を行う。大外のWGは先ほど述べた理由によりフリーで受けることができていた。

 LWG岩崎選手はスピードがあり、縦もカットインもできる。

 RWG紺野選手はドリブルに特徴があり、カットインからシュートやインスイングクロスを得意とする。

 CBまたはSBからのラインボールでWGを使った場合、ウェリントン選手が斜めに抜け出すことで前の選択肢を増やす。それに連動してSTがライン間で顔を出すことで2択を与えるのだ。

 前半は福岡WGが大外で受けることが多かったが、後半は柏WBが福岡SBにボールが出てからアプローチのスタートを切るようにした。それによって、福岡ボールホルダーはWGへのパスコースが見えずにSBを使う頻度が高まるのだ。

 また、SBが持った時、WGがロックすることで生まれる外PocketにはSTが現れる。特に、途中から入った名古選手は左外Pocketに流れることが多かった。

◯Cross

 クロスのターゲットはウェリントン選手である。CBの背中に回り込んで合わせようとする。多少ずれても首の力で枠に飛ばすことができる。

 また、紺野選手はゴール前の起点である。紺野選手もドリブルに特徴を持つ選手である。しかし時間がかかり、突破できない時、バックパスからワンタッチクロスは鉄板の形である。


以上が福岡の攻撃についての分析となります。

スタッツを見てもわかる通り、柏がボールを保持している時間が長く、福岡の攻撃を見ることはあまりありませんでした。

その中でもカウンターは奪った1本目から攻撃のスイッチを入れることができ、今後も脅威となるに違いありません。

次回は柏の攻撃について書きます。

引き続きよろしくお願いします。

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