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アキレス腱を切ったら足の浮き指が治った
昨年1月に左足のアキレス腱を切りました。
僕は幸いにもアキレス腱断裂の才能があったようで、手術もリハビリも全て順調でした。
病院は新潟で一番リハビリの強いスポーツ整形の病院を選んだのでアスリートリハビリという専門のリハビリを受けることができました。
そしてそこでリハビリを受けているうちにあることに気がつきます。
なんと断裂した方の左足の浮き指が治っているのです。
浮き指というのは立っている時に足の指が地面に接していない、もしくは地面を押さえる力が弱い状態のことです。
僕は両足とも浮き指でした。
あまり違和感なく生活してきましたが、これが左足のリハビリをする間に治ってしまったのです。
左足は「まずは歩いてみよう」から始まります。
「hamasakiさん 歩くときに指の力が使えてないですね。これだと地面を踏み切れず、踵が上がりませんよね。」
こんな感じで一つ一つの動作を直していくうちに左足の浮き指が改善されたのです。
すると、右足が気持ち悪いのです。
運転していても右の親指が浮いているのが気持ち悪い。
とはいえ治らない。
左を直した時と同じように右も直そうと指を使って歩いてみてもこれが治らないのです。
右は踵がスムーズに上がるし、今まで45年間この歩き方で「踏み切って」きました。右足は問題ないと体が感じている以上仕方がありません。
それが ある日たった15分のトレーニングで治った
ところが右足の浮き指はたった15分のトレーニングで治ったのです。
直してくれたのは僕の左足アキレス腱を切ってくれた(嘘。ジャンプ力を伸ばしてくれた)バスケットのコーチです。
カマボコ板のような板を2本用意し、その上に両足を乗せて立ちます。
カマボコ板のようなものは足の「親指の付け根」と「小指の付け根」の幅よりも少し狭い必要があります。
トレーニング方法は2つあります。
トレーニング1 肩幅に揃えて板を置く
肩幅に揃えてカマボコ板をおきます。
この板に立ち、地面に足が一切つかないように体を前後に揺すったり、スクワットをしたりするのです。
足の幅よりやや狭い板なので、足の外側や内側に体重がかかっては上手に立てません。
スクワットをするときに膝が内に入ったり、ガニ股になったりする人もこのトレーニングで強制が可能です。
地面に設置する足の裏と、重心の位置関係を正く矯正する事が簡単にできます。
トレーニング2 板を一直線に置く
トレーニング1は板を平行に置いていました。
トレーニング2は板を直列に並べるようにおきます。
その板に親指の付け根と小指の付け根だけで立つのです。
これが浮指強制のトレーニングの正体。
踵はほとんど上げず、足の裏を地面と平行にします。
すると、綺麗に立つためには足の中足骨の部分(手で言うと手のひらの骨)の関節を上手に動かさないとバランスが取れないことに気がつきます。
この板に上手に立てるようになると、浮き指は綺麗さっぱり治っています。
騙されたと思ってやってみてください。
浮指が治るとどんなメリットがあるか
肝心のメリット。
わかりません(苦笑)
ただ、立った時の安定性はよくなっているように思います。
また、動く時も足の裏を支える面積が増えているのでバランスは良くなっているんじゃないかと想像します。
そして最後に、てこの原理を考えてみると地面を押す力点が遠くなるわけなので(支点は踵になる)体にかかる負担も減り、パワーも増すんじゃないかと淡い期待を(苦笑)
と言うことでアキレス腱を切って1年4ヶ月で浮き指が治ったお話しでした。
次回はアキレス腱断裂以前の高さまでジャンプ力が戻ったお話を書こうと思います。