「障害者の性」「子どもを性暴力の加害・被害から守るために」の研修で感じたこと
①2023年2月25日 ホワイトハンズ主催の「障害者の性」基礎研修
②2023年2月26日 令和4年度 犯罪被害者支援講演会(高知県男女共同参画センター ソーレ主催)『子どもを性暴力の被害・加害から守るために ~私たち大人がすべきこと~ 』
この2日間、2つともなかなか考えさせられる研修だった。
①の方は内容としては、ホワイトハンズ代表の坂爪真吾さんからの講義とケーススタディを参加者同士でグループディスカッションするものだった。
事例に関してディスカッションするのは本当に、なかなか難しい内容ばかりだった。
② の方は講義形式。慶應義塾大学SFC研究所上席所員(現・群馬県警察本部長)の小笠原和美さんから、子ども・女性問題の視点を交えながらのお話だった。
これらの研修を受講して感じたこと↓
「性」のことというと、なんとなくタブー視されがちだが、私は「性」のことを考えることは、生きることを考えることだと思う。
①ホワイトハンズでは、「風テラス」という風俗の仕事に従事している方々に弁護士やソーシャルワーカーらで相談に応じる活動などもされている。
② 子どもを性暴力から守るために必要な三本柱→「予防教育」「市民啓発」「文化の醸成」
話題の性教育絵本「おしえて!くもくん」を紹介してくださった。
子どもを守る新たな予防教育として、国としても学校等における教育や啓発の内容を充実していく方向となっている。
【2つの研修を通じて感じたこと】
なかなか重い内容も多かったため、詳しく書くのは控えるが、私は2つの研修を受けて
共通していると感じたのは
「とても悩みながら相談をしてきた人に対しては、(支援者側の)たったひとつの言葉でさえも、慎重に発しないと、相談ができなくなってしまう、もう話すのを辞めてしまう可能性がある」ということ。
性のことは、なかなか口にしづらい。
だからこそ、相談を受ける側に、より正しい知識や話を聞く技術が求められると感じた。
それとともに、私は、やはり医療面の知識の重要性も感じました。
必要な医療にかかることは本当に大事。
そして、相談に応じる支援者としては、
子どもからの相談だった場合には、子どもの特性を理解していることも重要だし
障害や疾患の特性を理解することも重要。
必要によって、しかるべき機関に相談や通告や通報をすること
重い内容だから、つい目を背けがちかもしれないが、自分の周りの人達を守るためにもとても大事な内容の研修だった。
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