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一生、忘れない仕事。

12月末に任せていただいた仕事がある。1月中頃に開業される方の「プロフィールを書く」という重要なお仕事。

今まで責任重大な仕事は、怖くて手を挙げらなかった。私じゃない誰かが、もっと実績を積んだプロが書いたほうがいいに決まっている、なんて自分に言い訳をして。上手くなることさえ放棄していたと思う。

でも、ライターでやっていくって自分で決めたんだから、逃げてばかりいられない。この仕事はどうしてもやりたかったから、勇気を出して手を挙げた。「クライアントのターゲット層=私の世代」ということもあり、無事に任せてもらえることになった。

早速、文章作成のため、オンラインで1時間ほどインタビューをさせてもらった。お話が上手な方だったので助かったが、準備不足を痛感した。
もっと上手く質問できれば、もっと引き出せたかもしれない。業界の下調べが足りなかっただろうか…。気持ちよく話せたのだろうか?
課題は山ほど出てきて、挑戦させてくれたクライアントに本当に感謝。これからのインタビュー記事の読み方が変わった。

1時間のインタビュー内容から、約1000字程度のプロフィールを作成する。同業者の方のプロフィールなどを分析。ターゲット層がサービスを選ぶ決め手や抱える不安などを考えながら、クライアントの人柄が伝わって、読んだ人が”この人なら信頼できそう”と安心できるように記事を練りまくった。

推敲を重ねて、確認のため、遂に提出…!

数時間後、メールの返信がきた。私はメールの内容を見るのが怖くて、しばらく開封できなかった。がっかりさせてしまったらどうしようとか、期待していたものと違っていたらどうしようとか、グルグルと余計なことばかり頭に浮かんでいた。

しかし、任せてもらったからには、最後まで納得のいく文章に仕上げるぞ!と自分を奮い立たせた。

心にダメージを受けても、すぐお風呂に飛び込めるように、湯船にお湯をためてから、メールをチェックした。(窮地の人間の行動って謎)


「自分ではこんな風にはまとめられないので、とっても嬉しいです」


私はその文面を見て、泣いちゃった。

ライターになって良かったと心から思えた。

壁を乗り越えるまでは怖いけれど、その先には言葉にできないくらいの感動や幸せ、達成感、充実、喜び、すべてのポジティブな気持ちを一度に味わえることを知った。

嬉しさで涙が止まらなかったから、すぐにお風呂にダイブした。

このお仕事は、一生忘れない。

そして、いつまでも初心の気持ちを忘れずにいよう。


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