はまむらとしきり

漫画の原作やらネームやらを書いて暮らしています。Twitterに飽きて、こっちでお試し中。 著書「エロゲの太陽」「天牢のアヴァロン」「レッする!アイドル」などなど。

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最近の記事

お仕事依頼のメールの書き方(悪い例)

依頼はメールでもかまわない 浜村です。漫画の原作とか、村正みかどのマネージャーとか、もう20年以上やってます。その間にいろんなお仕事を引き受けることがありました。  依頼方法で一番多いのが、やっぱり過去に一緒に仕事をしたことがある人からの連絡です。特にアスキーとかエンターブレインにいた人たちとのつながりは長くて、電話一本で原稿料も聞かずに引き受けることも多くあります。こういうのは信用が大事ですね、おたがいに。  でも世の中コンピューターが浸透して、メールやネット会議が当たり前

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    • キーボードや配列に凝るのは「無駄」

      QWERTYキー配列は非効率的で、ローマ字入力は非日本語的だから撲滅すべし というような配列沼の「臭い部分」にズブズブと浸かってしまうと、日本語とキーボードの可能性を押し広げようとする人々の苦労そっちのけで擬似派閥抗争のような感覚に陥ってしまう。  やれ、どの入力方法は優れているだの、あれを使ってるやつは繊細さが足りないだの、文章書きのプライドはどこへやら。口汚い罵りの言葉ばかり書き連ねることになる。 ──まぁ僕のことである。 贔屓の球団に勝ってほしいとかいう感情と同じ次元で

      • Linuxでも小説は書けるはず

         以前に書いた記事で、Linuxでも縦書きできるし、小説を書くくらいならできるはず、と書いたので自分の手で確認してみるべく友人から古いVAIOをもらってきて試してみることにした。  メモリ4GB、HDD250GBで、重量は2.7kgもある。昔は部屋にデスクトップパソコンを置くと部屋が狭くなるから、マニアじゃない人はちょっとパワーのあるノートパソコンを部屋の隅に置いて、使わないときは畳んでおくのが流行りだったのだ。なので液晶も綺麗だし、デザインもオシャレ。スピーカーの音はちょ

        • 執筆環境はヘンタイなほどいい

          カレーの作り方 テストで答えがわからないときは、なんでもいいから書いておけ。カレーの作り方とか……という話をはじめて読んだのは、佐々木倫子先生の「動物のお医者さん」の作中だったかと思う。それ以来、僕の世代ではこれが大流行したらしく、大学でも教官が「カレーのレシピばっかり書くな。作って確認する方も大変なんだぞ!」と怒っていらした。実際に作ってみて、美味しかったら点をくれるらしい。いい先生だった。  なぜこの話をしたのか。それは「書くことがない日は執筆環境のことでも書いておけ」と

          HHKB studio、話題ですなあ でもあんだけ凝った機械だと、出先で壊れた時とかに困るだろうなあ。予備のマウスとか持ち歩いたら意味ないし、、、 壊れないくらい丈夫なんだろうけど。

          HHKB studio、話題ですなあ でもあんだけ凝った機械だと、出先で壊れた時とかに困るだろうなあ。予備のマウスとか持ち歩いたら意味ないし、、、 壊れないくらい丈夫なんだろうけど。

          文学ごっこがしたい

           以前、マンガのネームを小説で書くという文章をここに書いたが、あいかわらず小説の勉強はしている。  とは言っても、ずっとマンガのシナリオの勉強しかしてこなかったし、読んできた小説の数もたかがしれている。小説家になろうで頑張っている人たちと比べて腰が据わってないこと、この上ない。  ではなぜ今さら小説を書こうというのかといえば、それはもちろん芥川賞が欲しくて……というのではない。自分の技術的な課題を見つけたからだ。  僕が今まで書いてきたストーリーは、マンガ、ラジオドラマ、ゲー

          文学ごっこがしたい

           読書して、あまりの内容の迫力と重さに鼻血が出そうなほど興奮して、他のことが手につかない。こういうことはなかなかないので、落ち着くまで文章を書くのは難しい。  書いた文章も興奮していて、自分のことながら「落ち着け!」と思ってしまった。

           読書して、あまりの内容の迫力と重さに鼻血が出そうなほど興奮して、他のことが手につかない。こういうことはなかなかないので、落ち着くまで文章を書くのは難しい。  書いた文章も興奮していて、自分のことながら「落ち着け!」と思ってしまった。

          人の悪口を有料記事にしてあくどく稼ぐ?

          無料記事は面倒くさい 有料記事というものを書いてみたい。お金のためでなく、不特定多数が読む文章というのは、いろいろと面倒くさくてまどろっこしいのだ。  僕は一応、物語を描くことをメインの仕事にして30年くらいになる。主な仕事は漫画の原作。たまにゲームのシナリオや、ボイスドラマの脚本も書く。ついでに企画書とか申請書とか詫び状とか、とにかく文章に関する仕事は押し付けられる。  ↑これですよ、浜村のことを知っている読者さんからしたら、別に言わなくてもいいような、説明だけの前置き。そ

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          人の悪口を有料記事にしてあくどく稼ぐ?

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          キャラ設定表を作るのはやめよう

           これは自分に言ってるんですが、物語を書き始める前に、メモ帳にキャラクターの出自や見た目、個性や隠された設定などを考えてメモすると思います。やってる人は多いでしょう、特にファンタジーでは。  これ、やりすぎるとストーリーが面白くなくなりますね。物語中で説明しきれない設定ばかりが増えて、設定を説明するためのストーリー構成をやりはじめたり、本末転倒になりがちです。  主人公がどんなやつか、ヒロインはどんな人か、それは「登場人物の誰かが聞きたくなった時」に語るべきです。聞かれもし

          キャラ設定表を作るのはやめよう

          漫画の原作を小説で書く

          漫画のネームとは 最近は漫画の原作といえば「ネーム形式」で提出することが一般的で、ネームがなければ漫画家は作画を始めることができません。もちろん担当編集者もネーム以外の原作を受け取ってくれることはありません。例外はライトノベルが原作のコミカライズくらいで、それでも作画の先生がネーム書くのが大変なのでネームを書き起こす仕事が発生することがあるくらいです。(そういうお仕事については、また機会を改めて書きます)  ネームを書く技術については、いろんな方がアドバイスなどを書かれてます

          漫画の原作を小説で書く

          結局、縦式になった。

          以前、縦書きがしたいということでMacの pagesを使っていたので、こんな記事も書いたのですか、 結局、原稿を書くのは縦式というテキストエディタを使うことになりました。 MacとiPhoneならこれ一択ではないかと。無料ではないですが、小説を書く原稿用紙としてこれだけスッキリ気持ちいいのはなかなかない。もちろんiCloudで同期します。 あと、書いたものを画像ファイルとして出力できるので、iPhoneからショートショートをTwitterに、とかもさっくりです。 ルビとか

          結局、縦式になった。

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          村正みかどに絵を習うと上手くなる。

          村正みかどに絵を習うと上手くなる。

          Twitterが将来的にどうなのよ、とか思ってる矢先に制限くらっちゃったりしたので、本格的に発表の場を動かそうと思ってます。 今は漫画原作と小説と絵本とぬいぐるみ、フィルムカメラ、ソロギター、テクノがマイブーム。 雑多すぎるけどコメントもらえたら今まで通りで!

          Twitterが将来的にどうなのよ、とか思ってる矢先に制限くらっちゃったりしたので、本格的に発表の場を動かそうと思ってます。 今は漫画原作と小説と絵本とぬいぐるみ、フィルムカメラ、ソロギター、テクノがマイブーム。 雑多すぎるけどコメントもらえたら今まで通りで!

          薙刀式のTips(嘘)

           もうどうやってもローマ字入力には戻れないので、薙刀式ONLYで仕事もやってます。  薙刀式入力は「物語を書くための配列」なので、MacOSとかHTMLとか半角アルファベットが混じった文章は、正直、書きにくいです。というか、週刊アスキーとかテック系雑誌の記事を書くことは想定外なんじゃないかと思います。  まあ、僕はもうそっち系の仕事をほとんどしませんし、本業の漫画原作のほうはサクサク書けているので問題はないのですが、唯一困っていたのが、友人とのチャットでした。 ──というのも

          薙刀式のTips(嘘)

          かな入力をはじめてみる

           最近、ローマ字入力をやめてしまいました。  思えばMSX2の裏機能を使って以来だから、もうかれこれ四十年ちかくローマ字入力とは付き合ってきた。  特に、MSX2+を買ってもらってからは、ワープロソフト「文書作左衛門」のお世話になりっぱなしで、ラジオドラマの脚本から学校の宿題まで、ありとあらゆるテキストをローマ字入力で書き続けてきた。  大学にすすんで一人暮らしを始めてからはパソコン通信を覚え、冗談抜きで毎日十時間はチャットをしていた。もはや病気である。自覚はしている。  も

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          フリック入力で仕事

           僕は自分の仕事(漫画の原作)を執筆するのにもフリック入力をよく使う。 同世代の友人には、慣れないから嫌だというやつも多いが、慣れればこれほど楽ちんなものはない。  今現在も病院の待ち時間でこれを書いている。  といっても、片手の親指だけで書く普通のフリックではなく、左手の親指と右手の人差し指を交互に使う、ちょっと変わったやり方だ。 この方法だとスマホ肘になりにくく、割と多めの文章も疲れずに書くことができるし、自分の指が邪魔になって画面が見づらいことも少ない。(フリックは濁点

          フリック入力で仕事