熊延鉄道跡を歩く(Vol.1)集合〜砥用駅
新型コロナウィルスが広がり始めて世間がざわつき始めていた2020年2月22日(土曜日)、かねてからやってみたいと思っていた「熊延鉄道」跡地を歩くことを実行しました。
その時の様子を、何回かに分けてご紹介します。
熊延鉄道(ゆうえんてつどう)
まずは「熊延鉄道」についてご紹介。詳しくはリンク先を御覧いただきたいのですが、1915年に開業し、南熊本駅から砥用駅(現美里町)までの約30kmをつないでいました。熊延の名前は熊本の熊と延岡の延で熊延と名付けられました。目標は熊本と延岡をつなぐことが名前の由来ですが、次第に車に主役を奪われ、1964年に惜しまれながら廃線になりました。路線は、南熊本駅のある熊本市から、嘉島町、御船町、甲佐町、美里町とつないでいました。廃線前にはバス事業も始まり、運営会社の「熊延鉄道株式会社」は現在では「熊本バス(通称:赤バス)」と地域の大切な足として親しまれています。
廃線になって今年で56年になりますが、探してみると意外と多くの遺構が残っているもので、廃線好きな方がたくさん訪ねています。特に、八角形の形をした洞門はテレビなどでも紹介され、インスタ映えするスポットとして最近注目されています。
私はあちこちを歩くことが好きなんですが、ふと「熊延鉄道の跡」をどのくらい歩けるんだろうと思ったのがきっかけでした。実際の路線図を調べてみると今車道として使っている道が線路だったり、いつも行っているスーバーが線路の上に建ってたりと、意外と残ってる!ということで、思い切ってGoogleマップに計画をしてみたところです。
マップ上のシュミレーションは完了!歩行ルートは32キロ!とりあえず一人で歩こうかとも思いましたが、周りに歩くのが好きな人達もたくさん居るので、Facebookでご一緒しませんか?とお誘いしたのが1月29日でした。
すると意外にもたくさんの人達が参加したい!との表明をしてくれたので、とりあえず長いので、途中離脱OK、途中からの参加もOKとゆるーいイベント的に呼びかけたところ、20名ほどの方の参加を得て、2月22日(土曜日)に決行するのでした。(Vol.2につづく)