第三級アマチュア無線技士の勉強方法
第三級アマチュア無線技士の資格を取得しましたので、勉強方法をご紹介します。
結論
一般財団法人 日本アマチュア無線振興協会 (JARD)の養成課程(eラーニング)を受けるのが最も難易度が低く時間を節約できます。ただしお金が28,150円かかります。(2024/8/25現在)
→https://www.jard.or.jp/eln-center/3rd-class/3rd-class_guide.html
お金を節約したければ、独学で勉強して国家試験を申し込むことも可能です。ただしその場合には、勉強量が多くなり、試験の難易度が上がると思われます。(こちらの方法で受験していないので推測です)
JARDのeラーニングについて
申込み
ホームページ(https://www.jard.or.jp/eln-center/3rd-class/3rd-class_guide.html)から申し込んで支払を終えて数日経つと、JARDからeラーニングシステムの案内が届きますので、受講可能となります。
紙のテキストももらえます。(eラーニングシステム上で閲覧できる電子テキストと同じ)
eラーニング~試験の流れ
1. 電子テキストを読む
電子テキストは紙のテキストと同じ内容なので、そちらを読むでも良いです
2. 中間試験を受ける
100点を取る必要あり、1回不合格になると再試験は1時間待つ必要あり(ただし問題は全く同じで何度でも受験可能)。試験内容はもちろんテキストから出ます。
3. 1.と2.を法規4ブロック、無線工学4ブロック分実施する
法規は法令やルールなど、無線工学は無線の装置や運用など。どちらも難しくはありません。
4. 判定試験を受けて合格する
法規60点/100点以上(全10問) かつ 無線工学60点/100点以上(全10問) で合格
中間試験の内容を暗記しておけば合格はOKです。1問程度、見たことのない問題があったような気がしますが、100点を取る必要は無いので問題無いです。
5. 修了試験を受けて合格する
法規60点/100点以上 かつ 無線工学60点/100点以上 で合格。
試験時間は60分です。
修了試験はeラーニングシステム内ではなく、全国300箇所あるというCBTテストセンターで受ける必要があります。
難易度
超簡単です。
基本的には暗記のみ、後はちょっとした計算問題(小学校程度)が出る程度です。
判定試験と修了試験は中間試験と全く同じ問題しか出ません。(私は、修了試験にどんな問題が出るか分からなかったのでAmazonで問題集を買いましたが、全くの無駄でした。。。)
eラーニングシステム上の勉強時間は、たったの105分でした。
なので勉強は早くて数時間で終わり、修了試験を受けて終了することも可能です。修了試験は私は5分で終わりました。
ちなみに4級とは違ってモールスの問題も出るのですが、それさえも問題と答えは事前に分かるわけなので、試験合格だけが目的ならばモールスを1文字も覚える必要がありません。
ただ、せっかくの機会なので覚えるのが良いと思います。こちらのサイトが超おすすめです。語呂合わせで覚える方法がYoutube等で出てきますが、実運用では全く役に立たないので(理由は紹介したサイトの中で書かれています)おすすめしません。
独学の場合
国家試験(CBT)を5,400円で受けられるようです。なので、JARDの養成課程を受けるよりは安く済みます。
ただし、問題集と、必要であれば解説書なども購入の必要があるので、+数千円は必要かと思います。
難易度は激増します。
といっても暗記するだけではありますが、JARDの養成課程よりも覚えることが多いです。やや複雑な計算問題(公式を覚えていないと解けない)も出ます。
勉強時間は2週間程度は必要になると思います。
※↓は独学用です。JARDのeラーニングを受ける場合には不要です。