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波風立てず温泉に入る
温泉に入るのが好きな、フリーターこぱんだ。
ひっそりとジムに通いながら、トレーニング後は併設されている温泉に入るのが恒例になっている。
いつもと同じように浸かりながら、ふと温泉の入り方でその人の性格わかるのでは?と変なことを考え始めた。
大まかに2種類。
人がいてもザブザブと音を立てて勢いよく湯船に浸かる人か、人がいるのを気にしてゆっくり静かに入る人か。
前者は、周りの目を気にしない「我、最強!」タイプ。
仕事でもプライベートでも常に堂々としていて、流されず自分の意見をしっかりと伝えることができる人。
後者は人の目を気にしてしまう「気配りさん」タイプ。
仕事もプライベートも常に気を配り、知らず知らずに疲弊していく心優しい人。
僕は圧倒的に後者。
…なにも自分が「心優しい⭐︎」と言っているわけではない。疲弊していく部分に関しては僕にピッタリなだけ。悲しいことにね。
話は少しだけ変わる。
バイト先の先輩で、何度も海外へ行かれている方がいる。フットサルのプロになりたい!とブラジルに飛び、現地で働きながらトレーニング。たまに戻ってきてはお金を貯めまたブラジルに帰っていく、それを繰り返しているらしい。
「日本人は細かいことを気にしすぎ」
ブラジルでは、ショッピングカートを戻すのが面倒だからと他人の車の前に置いて帰ってしまうそう。僕たちからしてみたら考えられない。
また、企業側にとりつけた1年後という約束も、いざ1年経ってみると「そんな約束したか?…覚えてないなぁ」と言われてしまうそう。
これが先輩の経験した、ブラジルでの日常。
確かに比べると、日本人は細かいことを気にしすぎなのかもしれない。
小さなことで「やらかした!」といつまでも気にして仕事が手につかないし、「この人怖いなぁ…」といらん顔色伺ってビクビク生きている。
…ちなみにこれは実体験。今はマシにはなったかな。
まぁ要するに、もっと堂々としていいってこと
「気配りさんタイプ」はそれ自体が魅力ではあるけれど、それが行きすぎるとただ消耗するだけ。自分が辛くなってしまう。
朝起きたとき「今日あの人と仕事か…」「なんか疲れてるなぁ…」と考えてしまう人は、もしかしたら気を配りすぎ。もう少し素を出していいかもしれない。
ちなみに僕は、仕事を振られた時「いやぁ面倒そうですねぇ、ハハッ」と軽口を叩いている。これくらいで十分。
それが難しい人は、まずは一旦、温泉に行こう。
人がたくさんいる浴槽にザブザブと気にせずに入ってみればおのずとわかる。
案外、他の人は気にしていないから。