ハイデルベルク城&学生牢〜ドイツ旅行記⑤〜
では、前回の続きから。
Königstuhl駅からお城の最寄駅schloss 駅までケーブルカーで戻ります。
ハイデルベルク城といえばハイデルベルクのランドマークですが、実は長い間廃墟だったそうです。
第二次世界大戦で街は破壊されていないと言っても、それより昔に、30年戦争などに戦争で破壊されてしまったようです。
廃城となった後は、住民が家を建てる時の石切り場になっていたみたいです。
しかし、やっぱこの城残しておいた方がいんじゃね?ということで、再建工事が1890年頃に始まり、今でも続いています。
城内に入ると、門やら塔やら色々あるのですがひとつひとつ説明しているときりがないので、本当に見所だけ紹介しますね。
フリードリヒ館
入場口から入り少し歩くと中庭に着きます。
そこにドッシリと構えているのがフリードリヒ館です。
フリードリヒ王はとにかく贅沢好きだったようで、このような豪華な建物などを次々と建設したため、国が財政破綻してしまったようです。
王様と言えども、贅沢はほどほどに。
フリードリヒ館の横に壁に面白いものがあります。
それがこちらです。
日時計です。こんな形のは初めて見ました!
建物内に入り次の見どころです。
ちょーでかいワイン樽
これが、想像をはるかに超えて大きい!!
なんと、よく売られているワインボトルが約30万本入るみたいですよ!!
こんなにワインがあってどうしたんですかね?
他にもハイデルベルク旧市街を一望できる塔など、見所は色々あります。
塔からの展望はこんな感じです。
荷物が届きました!!
ハイデルベルク城観光も終わり、宿に戻ります。
そしたらなんと、荷物が届いていました!
結局二日かかりましたね。
これで一安心と、その日は宿のレストランで夕食を食べて就寝です。
学生牢
さて次の日はハイデルベルク大学関連の場所を観光しました。
現在、ハイデルベルク大学の施設のほとんどは、新市街の方へ移ってしまったようですが、今でも一部、大学関連の施設などが残っています。
大学とともに作られた図書館など、今でも現役で使われているものもあります。
そのハイデルベルク大学関連の観光名所の中でも一番のものは、学生牢でしょう。
その名の通り、なんか悪いことをした学生が入れられる牢屋です。
というのも、昔は、ハイデルベルク市内=大学の敷地という感じで、一種の治外法権があったみたいです。そのため大学自身が悪いことをした生徒を収容するために牢屋を作ったという次第です。
しかし牢屋といっても、かなり自由はあったようです。
最初の三日間はパンと水しか与えられませんでしたが、それ以降はいろいろなものを取り寄せることができたようです。
なんとビールまでOK!!
さらに大学の授業にも参加できたようです。
生徒の間では牢に入ったことのない者は一人前じゃないという感じに言われていたみたいで、牢に入るためにわざと悪事を働いた学生もいたようです。
部屋の中時は暇な学生たちが蝋燭のろうで書いた絵や格言で埋め尽くされています。
また部屋にも「サンスーシ」「グランドホテル」、トイレには「戴冠の間」などというふざけた名前も付けられていたようですよ。
今回でハイデルベルクについては終わりです。
次回からはストラスブールでのことについて書いていこうと思います。
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P.S.
今後もこの旅行のことを書いていくので、興味がある方はマガジン“ドイツ旅行”のフォローをお願いします。