英国看護師、職場での1日
今回はイギリスの看護師として働く私の日勤の1日を紹介する
イギリスの看護師は2交代で職場にもよるが私の職場は、
日勤 0730~ 2030
夜勤 2000~0800
となっている。実に日勤の拘束時間は13時間!
しかし、基本週3日の勤務となる。
私はこの働き方が好き。
@0730
勤務開始
ナーシングステーションで夜勤のリーダーから全体の短い申し送りがある
その後、各自振り分けられた受け持ち部屋で、各夜勤ナースからそれぞれ申し送りがある。私の病棟は看護師1に対しで最大で6人の患者を割り振られる。
@0800
申し送りが終わり次第、患者に挨拶、朝食とともに朝の内服準備。
このタイミングくらいでドクターのラウンドが始まる。患者一人一人のその日のプランが決定する。
※朝一オペ出しの患者を受け持ちの場合は、その準備も同時に進める
@0900
ベットメイキング(HCAがいない場合)
一人一人の患者のプランを確認。ドレーン、CV、ペーシングワイヤー抜去の予定がある場合は朝一で確認し、できれば午前中のうちに抜去系のプランは終わらせておきたいところ。また退院する患者がいる場合はそれの準備も同時に進める。またアセスメント含めた記録も朝のうちにしておくことをアドバイスされている。個人的に午前中のこの時間以降が一番忙しい。
@1000
日勤一度めのバイタルサインチェック。イギリスのヘルスケアでは統一してNEWS score というものが早期の状態悪化を防ぐ一つの方法をして導入されており、このスコアが高ければ高いほど患者に何らかの医療介入が必要状態という指標になっている。
@1100
ティーブレイク。午前中のうちに15分の休憩がある。本当に忙しい時はそのブレイクが12時近くになることもあるが。
@1200
お昼の内服準備。血糖値測定。
この時間あたりは患者が食事をとっていることもあり、
@1300
記録をすすめる。この時間あたりからHDUやICUからの転棟、入院患者がやってくることが多い。他病棟の看護師からの申し送りや、入院患者の入院時アセスメントをする。
@1400
2度目のバイタルサインチェック。(※この業務は通常HCAのタスクとなっているが私の病棟はいつもHCAが不足しているため看護師が行なっている)
@1500
この時間までに昼の休憩をとる。早い時は13時までに取れることもあれば、15時を過ぎることもある。
@1600 ~1700
ようやくやることも落ち着いてくる時間。記録を進めたり、残っている業務をひたすら終わらせる。
@1800
夕食の内服準備。血糖値測定。時間がある時はこの時間に15分の休憩を取ることもある。
@2000
夜勤者への申し送りが終了次第、勤務終了。帰宅。
その他にも抗生剤を含めた点滴の投薬、オペ後のドレッシングの洗浄、交換、急変時はその対応など、やることは尽きない。13時間の勤務だが、時間はとても早く過ぎていく。仕事中は忙しいことを好む私にとっては、やりがいのある毎日である。